今回は「会社法」について、株式会社・合同会社・合資会社・合名会社の違いとは何か?について書きます。
会社法とは?
「会社法」とは「会社の設立、組織、運営および管理について定めた日本の法律」のことです。会社法改正によって2006年5月1日から新しく施行された、比較的新しい法律となっています。
会社の種類について
会社の種類は「株式会社」「持分会社(合名会社・合資会社・合同会社)」の2種類に分けられます。
- 株式会社
- 合同会社
- 合名会社
- 合資会社
持分会社(合名会社・合資会社・合同会社)とは、出資者が利益配分などの権限決定権を持って、業務が執行される法人形態です。
株式会社とは、投資家などから資金(資本金)を集めて事業展開することを目的とした会社です。
会社形態ごとの特徴
「株式会社」「持分会社(合名会社・合資会社・合同会社)」の種類の違いについて。
株式会社
株式会社には、下記のような特徴があります。
- 出資者…株主
- 必要出資人数…1名以上
- 出資者責任…有限
- 決算公告…必要
- 意思決定…株主総会
実に日本法人の9割以上は「株式会社」となっているそうです。
合同会社
合同会社には、下記のような特徴があります。
- 出資者…社員
- 必要出資人数…1名以上
- 出資者責任…有限
- 決算公告…不要
- 意思決定…社員総会
合名会社
合名会社には、下記のような特徴があります。
- 出資者…社員
- 必要出資人数…2名以上
- 出資者責任…無限
- 決算公告…不要
- 意思決定…社員総会
合資会社
合資会社には、下記のような特徴があります。
- 出資者…社員
- 必要出資人数…1名以上
- 出資者責任…有限責任と無限責任
- 決算公告…不要
- 意思決定…社員総会
出資者責任に有限責任と無限責任がある点が特徴です。
まとめ
今回は「会社法」との基本について、「株式会社」「持分会社(合名会社・合資会社・合同会社)」の種類の違いについてでした。
次回は、より詳細な部分をご紹介していきたいと思います!
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