非インタラクションヒット
「非インタラクションヒット」の設定を使うと、ボタンやリンクのクリックのイベント発生により直帰ではなくなってしまう場合に、クリックしても「直帰」とさせることができるようになります。
オフィシャルの説明
非インタラクションのイベント
「非インタラクション」という用語は、イベントヒットを送信するメソッドに渡される、確定的かつオプションのブール値パラメータに当てはまります。このパラメータを使用すると、イベント測定も設定されているサイト上のページの直帰率の定義方法を指定できます。たとえば動画が埋め込まれたホームページがある場合に、このページの直帰率を知りたいと思うのは当然のことですが、その定義方法はさまざまです。ホームページの動画に対するユーザー インタラクションをエンゲージメントの根拠として重視する場合、動画に対するインタラクションを直帰率の計算に含めることが適しています。つまり、当該ホームページだけが表示され、動画に対するクリックが発生しているセッションは直帰にカウントされません。一方、ホームページの直帰率をより厳密に計算し、動画に対するクリックが発生したかどうかにかかわらず当該ホームページだけを含むセッションの割合を知りたい場合は、動画に対するすべてのインタラクションを直帰率の計算から除外することが適しています。
こうした場合に活用できるのが、「非インタラクション」のパラメータです。「直帰」は、インタラクション ヒットが 1 つしか含まれないセッションとして定義されます。イベントヒットは既定ではインタラクション ヒットと見なされ、直帰率の計算に含められます。しかし、ここでパラメータの値を true に設定すると、このようなイベントヒットがインタラクション ヒットとは見なされなくなります。この法則を利用することで、イベントを含むページの直帰率の計算を調整できます。値を true に設定した場合は、非インタラクションのイベントがタグ設定された 1 ページのセッションは、ユーザーがセッション中に当該イベントをトリガーした場合でも、直帰にカウントされます。逆に、このオプションを省略すると、イベント測定が設定された 1 ページのセッションは、同じセッション中にユーザーがイベントをトリガーした場合は直帰にカウントされなくなります。
とはいえ、説明の内容が難しいので、下記にまとめていきたいと思います。
ボタンクリックのイベント発生
ga(‘send’, ‘event’, ‘button’, ‘click’, ‘button-click’, 4);
ボタンやリンクにこのような設定をしている場合、もしそのタグが設定されているボタンやリンクをユーザーさんがクリックした時には「イベント」としてカウントされるので「直帰」ではなくなります。
「ページ内にボタンイベントを追加したところ、直帰率が極端に下がった…」という場合は、これが原因の場合が多いのでは?と思います。
非インタラクションヒットの設定
ボタンやリンクのイベントを下記のように設定します。
ga(‘send’, ‘event’, ‘category’, ‘action’, ‘label’, {‘nonInteraction’: 1});
下記のようなコードを追記することで、クリックをした時に「直帰率にカウントしない」とすることができるようになります。
<a href="https://exmple.com/..." onclick="ga('send', 'event', 'outbound', 'linkclick', {'nonInteraction': 1});">このクリックは直帰に含めない</a>
このクリックは直帰に含めない
こうすることで、リンクをクリックしても「直帰としてカウントされる」ようになります。(設定していない場合はクリックすると直帰にならないので、直帰率が極端に下がる可能性がある)
まとめ
「非インタラクションヒット」をざっくりまとめると、
「ボタンクリックのイベントが発生した場合でも直帰に含める」という設定がしたい場合に使う機能
という感じになるかと思います。
ご参考下さい^o^)/