Google Sheetsで入力規則(データの検証)の選択肢を動的に変更する方法です。
完成イメージ(地域設定に基づいた動的な列選択)
都道府県を選択します。
すると、都道府県に関連した市区町村が選択されるイメージです。
データの準備
1行目にはヘッダーが入力されています(例:都道府県名)。
2行目以降には、対応するデータが列に入力されています。
QUERY関数の設定
A1セルにQUERY関数を設定します。
=QUERY(
B2:AV,
"SELECT Col"&MATCH('地域設定'!B1,B1:AV1,0)
)
関数の説明
- MATCH関数:
MATCH('地域設定'!B1,B1:AV1,0)
は、「地域設定」シートのB1セルの値をB1範囲内で検索し、一致する列番号を返します。- 例えば、B1の範囲で「北海道」がC列にある場合、MATCH関数は3を返します。
- QUERY関数:
QUERY(B2:AV, "SELECT Col"&MATCH('地域設定'!B1,B1:AV1,0))
は、動的に生成された列番号を使って、B2の範囲から対応する列のデータを選択します。- 例えば、MATCH関数が3を返す場合、QUERY関数は
SELECT Col3
として解釈され、B2の3列目のデータを取得します。
この設定により、「地域設定」シートのB1セルの値に基づいて、対応する列のデータが自動的に選択されます。
入力規則の設定
セルを選択: 入力規則を設定したいセルまたは範囲を選択します。
データの入力規則を開く: メニューバーから「データ」→「データの入力規則」を選択します。
データの入力規則ダイアログを開く: 「データの入力規則」ウィンドウが開きます。このウィンドウで、入力規則を設定します。
ルールを追加:
- 「プルダウン」タブを選択します。
- 「プルダウン(範囲内)」を選びます。
B1から1行目の末尾($1)を範囲に選択すると、都道府県を選択できます。
完了: 入力規則を設定したら、「保存」をクリックして設定を確定します。
A列を選択する
市区町村(地域)の方は、都道府県シートのA列をプルダウン範囲内に指定します。
まとめ
これで、選択したセルには、入力規則で指定した条件に基づいてデータを入力するようになります。