Cursorエディタを使用する際、AIアシスタントとの対話履歴を適切に保存することは、作業の効率化や過去の情報参照にも重要です。本稿では、Cursorでチャット履歴を効果的に保存するための方法をご紹介いたします。

SpecStory拡張機能の活用
SpecStory拡張機能は、Cursorユーザーにとって非常に有用なツールです。この拡張機能をインストールすることで、以下の利点が得られます:
- 自動保存機能: AIとの対話やコード生成の履歴が自動的に保存されます。
- 検索性の向上: 保存された履歴は容易に検索可能です。
- ローカルストレージ: データはローカルに保存され、セキュリティが確保されます。
インストール手順
- SpecStoryの拡張機能ををダウンロードします。
- Cursorのコマンドパレットから「Extensions: Install from VSIX…」を選択し、ダウンロードしたファイルを指定します。
- Cursorを再起動すると、
.specstory
ディレクトリが自動生成されます。


Cursor Convo Export拡張機能の利用
Cursor Convo Export拡張機能も、チャット履歴の管理に有効です。この拡張機能により、以下の操作が可能となります:
- AIとの対話を新規ウィンドウで開く
- タイムスタンプ付きファイルとして保存する
これらの機能は、長期的なプロジェクトや複雑な問題解決過程の記録に特に有用です。
Cursorの標準機能による保存
Cursorには標準でチャット履歴を保存する機能が備わっています。各ワークスペースごとにstate.vscdb
ファイルにsqlite3データベース形式で保存されます。
この方式では、一つのタブが一つのチャットに対応するため、プロジェクトごとに対話を整理することが可能です。
結論
Cursorにおけるチャット履歴の保存方法は、ユーザーの需要に応じて選択することが可能です。SpecStoryやCursor Convo Exportなどの拡張機能を利用することで、より高度な管理が実現できます。一方、標準の保存機能も十分に実用的です。
これらの方法を適切に活用し、AIとの対話をより効果的に記録・管理できます。これにより、プログラミング作業の生産性向上が期待されます。