AppSheetでテーブル間にリレーションを設定するための方法として、Refデータ型を使用することができます。以下に、Refを使用してリレーションを設定する方法を説明します。
Refデータ型の設定
AppSheetでリレーションを設定するには、関連付けたいカラムのデータ型をRefに設定します。
これにより、そのカラムが他のテーブルを参照することが可能になります。
参照先テーブルの選択
Ref型に設定したカラムには、参照するテーブルを指定します。
これにより、参照元のテーブルと参照先のテーブルの間にリレーションが形成されます。
リレーションシップの自動作成
AppSheetは、Ref型の設定を行うと自動的にリレーションシップを作成します。
例えば、請求書アプリでは「請求書」テーブルが親テーブル、「明細」テーブルが子テーブルとして設定されます。
REF_ROWS関数の利用
上位テーブルに関連する下位テーブルのレコードを収集するために、REF_ROWS()
関数を使用します。
この関数は、指定したRefカラムと同じ値を持つレコードをリストとして返します。
REF_ROWS("履歴", "顧客ID")
データの表示と操作
Refを設定すると、関連するデータを簡単に取得し、アプリ内で表示や操作が可能になります。
例えば、関連する商品の情報を明細に自動入力することができます。
まとめ
これらの設定により、AppSheetを使用して効率的にデータ間のリレーションを管理し、アプリケーションの機能を拡張することができます。
Refデータ型は、VLOOKUPに似た機能を提供し、異なるテーブル間でのデータ参照を容易にします。