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【IRR /Internal Rate of Return(内部収益率)】とは?

Finance(財務・経営)
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IRR(内部収益率)とは?

IRR(Internal Rate of Return・内部収益率)とは「投資案件の金銭的な時間価値を考慮して計算した割引率」のことをいいます。一連の定期的なキャッシュフローに基づいて、投資に対する内部利益率を計算します。

現在価値(PV:Present Value)については別の記事でご紹介しますが、この現在価値を元にした正味現在価値・NPV(Net Present Value)がゼロとなる割引率のことをIRRといいます。

現在持っている100万円と3年後に入る予定の100万円では価値が異なります」という話がありますが、こちらが現在価値や正味現在価値の考え方です。

IRR(内部収益率)の計算方法について

IRR(内部収益率)については下記の計算方法で求めることができます。

4年目以降も同様の計算式が続きます。

例えば、初期投資100万円、毎年のキャッシュフロー20万円、4年目の売却価格80万円の事業の場合を考えてみます。

100+(20÷(1+Y))+(20÷(1+Y)x(1+Y))+(20÷(1+Y)x(1+Y)x(1+Y))+(80÷(1+Y)x(1+Y)x(1+Y)x(1+Y))=0

計算結果が0になるYの値がIRR(内部収益率)となります。複雑に見えますね。暗算だと大変ですが、こちらはEXCELやGoogleスプレッドシートを使って求めることができます。

IRR関数について

EXCELやGoogleスプレッドシートには、便利な「IRR関数」という関数があります。

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こちらは、第1引数にキャッシュフロー額を設定すると、IRRを求めることができるようになっています。

このような表があった場合に、初期費用から最終年目までを第一引数に範囲として設定します。

IRR関数を使います。

計算結果が表示されました!12%という結果が表示されています。

このような感じでIRRを求めることができます。

項目金額
初期費用-1,000,0000
1年目200,000
2年目200,000
3年目200,000
4年目200,000
内部収益率(IRR)12%

まとめ

今回は「IRR(内部収益率)/Internal Rate of Return」についての基本でした。応用についてはまたご紹介していきます。

ご参考ください。

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