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Pythonで使える便利なライブラリ紹介【データ処理・分析編】

Python(パイソン)
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Pythonはその柔軟さと豊富なライブラリ群から、データ分析や業務自動化の現場で幅広く活用されています。この記事では、特に「データ処理・分析」に役立つ代表的なライブラリを紹介します。

pandas:表形式データを自在に操る最強ツール

pandasは、行と列からなる「データフレーム」という形式でデータを扱えるライブラリです。Excelのように、フィルタ・並べ替え・集計・結合・欠損値処理などが簡単に行えます。

特に以下のような場面で大活躍します。

  • 売上データやアンケート集計の分析
  • CSVやExcelファイルからのデータ取り込みと加工
  • 複数データの突き合わせ(マージ)
import pandas as pd

df = pd.read_csv("sales.csv")
monthly = df.groupby("month")["amount"].sum()
print(monthly)

numpy:高速な数値計算の基盤

numpyは、大量の数値データを効率的に処理できるライブラリです。特に科学技術計算、統計解析、画像処理などに欠かせません。

  • 多次元配列(ndarray)の操作
  • ベクトル演算や行列計算
  • 高速なループ処理の代替
import numpy as np

a = np.array([1, 2, 3])
b = np.array([4, 5, 6])
print(a + b) # [5 7 9]

openpyxl / xlrd / xlsxwriter:Excelファイルを自在に扱う

業務で必ずと言っていいほど出てくるExcelファイルも、Pythonで柔軟に操作できます。

  • openpyxl:Excelの読み書き、シートの操作、セルの装飾も可能(.xlsx専用)
  • xlrd:古いExcel形式(.xls)の読み込みに対応
  • xlsxwriter:書き込みに特化。見た目を整えた報告書の自動出力などに便利
from openpyxl import Workbook

wb = Workbook()
ws = wb.active
ws["A1"] = "Hello"
wb.save("sample.xlsx")

csv:軽量で手軽なCSV操作(標準ライブラリ)

CSV形式の読み書きなら、標準で用意されているcsvモジュールが便利です。小規模なデータ処理や、外部ツールとのデータ連携に最適です。

import csv

with open("data.csv", newline="") as f:
reader = csv.reader(f)
for row in reader:
print(row)

まとめ

Pythonの「データ処理・分析」における強力なライブラリは、業務効率を劇的に向上させます。pandasやnumpyはもちろん、ExcelやCSVとの連携までカバーできる点が、ビジネスユースにおける最大の魅力です。

初心者の方も、まずはpandasnumpyから始めてみるのがおすすめです。シンプルな操作でも、大量データをスマートに扱えるようになります。