Obsidianは、Markdown形式でノートを作成し、相互にリンクさせることで、自分だけの知識ベースを構築できる強力なノートアプリです。

この記事では、初心者の方でもすぐに活用できるObsidianの基本操作から、効率的な使い方までをわかりやすく解説します。
Obsidianとは?
Obsidianは、ローカル環境で動作するMarkdownエディタでありながら、ノート間リンクやグラフ表示といった高度な情報整理機能を備えています。
知識を「つなげて育てる」ことができるため、アイデア整理やリサーチ、日々の思考の蓄積に最適です。

ノートの作成と編集
Obsidianでは、左上の「新規ノート」ボタンをクリックすることで、新しいノートをすぐに作成できます。

ノートの内容は、Markdown記法で記述します。プレーンテキストでありながら、構造化されたノート作成が可能です。
Markdown記法の基本ルール
ノートの視認性を高めるために、Markdownの基本記法をマスターしましょう。
- 見出し
# 見出し1
、## 見出し2
、### 見出し3
- 箇条書き
- 項目1
- 項目2
- 太字
**太字**
- イタリック
*イタリック*
- 取り消し線
~~取り消し線~~
- ハイライト
==ハイライト==
- チェックボックス
- [ ] タスク
- [x] 完了したタスク
- 引用
> 引用文
- コード
インライン:`コード`
ブロック: “`で囲む - リンク
外部:[リンクテキスト](https://example.com)
内部:[[ノート名]]
- 画像

- 表(テーブル) lessコピーする編集する
| 項目 | 内容 | |------|------| | A | aの説明 |

ノートをリンクさせる方法
Obsidianの最大の魅力は、ノート同士を簡単にリンクできる点にあります。
- 内部リンク:
[[ノート名]]
- 見出しリンク:
[[ノート名#見出し名]]

カーソルを合わせるとリンク先のプレビューが表示され、すばやく内容を確認できるのも便利です。
デイリーノートを活用する
Obsidianには、毎日の記録をまとめる「デイリーノート機能」があります。
習慣の記録、タスク管理、日記のような用途で使うと、時間軸に沿った情報の蓄積が可能になります。
タグと検索機能で効率化
ノートの整理には、タグや検索機能を活用しましょう。
- タグ:
#プロジェクト名
のようにノートに分類ラベルを付けられます。 - 検索:タグやキーワードで関連ノートを横断的に検索可能です。

プラグインで機能を拡張
Obsidianには、公式・非公式あわせて豊富なプラグインがあります。
おすすめプラグインの一例:
- Calendar(カレンダー表示)
- Tasks(タスク管理)
- Templates(テンプレート作成)
用途に応じて導入することで、より快適にノートを使いこなせるようになります。
まとめ
Obsidianは、Markdown記法とリンク機能を駆使することで、自分だけの知識の地図を育てていけるノートアプリです。
「書いて終わり」ではなく、「書いて、つないで、育てる」ことで、情報が有機的につながり、深い理解と発想が生まれます。
まずは、基本操作と記法を覚えて、毎日の記録や気づきを残すところから始めてみましょう。
