WordPressの更新通知は、新しいワードプレスのバージョンやテーマやプラグインの更新があった際は通知を出してくれるので便利なのですが、例えば、オリジナルのシステムを組み込んでいる時などに管理者が更新をしてしまうことで不具合が生じてしまう場合などがあります。
そのような時に、ワードプレスの更新通知をオフにしてしまう方法です。
※更新は不具合や脆弱性の修正なども含まれるので、可能な限りはアップデートが推奨です。
WordPress には4種類の自動更新機能がある
WordPress には4種類の自動更新機能があります。
- コアファイル更新
- プラグイン更新
- テーマ更新
- 翻訳ファイル更新
このどれかに更新があると、通知が表示されるようになっています。
本体の更新通知を非表示にする
functions.phpに下記のフィルターフックを追加することで、本体の更新通知が非表示になります。
//本体の更新通知を非表示にする
add_filter("pre_site_transient_update_core", "__return_null");
プラグインの更新通知を非表示にする
functions.phpに下記のフィルターフックを追加することで、プラグインの更新通知が非表示になります。
//プラグインの更新通知を非表示にする
add_filter("pre_site_transient_update_plugins", "__return_null");
テーマの更新通知を非表示にする
functions.phpに下記のフィルターフックを追加することで、テーマの更新通知を非表示にすることができます。
//テーマの更新通知を非表示にする
add_filter("pre_site_transient_update_themes", "__return_null");
まとめて更新通知を非表示にする
3種類の更新をまとめて非表示・オフにするには下記のように追加すれば、まとめて通知オフになります。
//本体の更新通知を非表示にする
add_filter("pre_site_transient_update_core", "__return_null");
//プラグインの更新通知を非表示にする
add_filter("pre_site_transient_update_plugins", "__return_null");
//テーマの更新通知を非表示にする
add_filter("pre_site_transient_update_themes", "__return_null");
翻訳ファイルの自動更新を無効にします。
add_filter( 'auto_update_translation', '__return_false' );
自動アップデートを全て無効化するには、下記を追記します。
add_filter( 'automatic_updater_disabled', '__return_true' );
まとめ
更新はサイトを最新かつ安全に保つための最良の方法のひとつであるため、可能な限り更新をして最新の状態を保っておくことが望ましいですが、どうしても更新をできない状態の場合は、フィルターを追加することで通知をオフにできます。
※フィルターフックを追加した次の瞬間にサイトが全く開かなくなる可能性もありますので必ずバックアップは取っておきましょう。また、もしもに備えてFTP環境(ファイルマネージャー等)は必須です。
ご参考ください。