仕訳例
従業員への給料支払にあたり総額300,000円の内、本人負担の社会保険料30,000円と所得税の源泉徴収分10,000円を引き、残額を普通預金より振り込んだ。
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
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給料 | 300,000 | 社会保険料預り金 | 30,000 |
所得税預り金 | 10,000 | ||
普通預金 | 260,000 |
所轄の税務署より納付の特例承認を受けている源泉徴収所得税の納付として1月から6月までの合計税額60,000円を納付書とともに銀行で現金で支払った。
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
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所得税預り金 | 60,000 | 現金 | 60,000 |
A2-8 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請|国税庁
7月10日に雇用保険料648,000円を現金で納付した。そのうち432,000円は会社負担分であり、残額は従業員負担分である。なお、従業員負担分のうち4月から6月の3ヶ月分については月額相当分を毎月給料から差し引いているが、7月以降の9ヶ月分については会社が立替払いする。また、従業員立替金勘定を使って記帳している。
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
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法定福利費 | 432,000 | 現金 | 648,000 |
社会保険料預り金 | 54,000 | ||
従業員立替金 | 162,000 |
雇用保険料(合計) = 1000分の9 648,000
雇用保険料(会社負担分)= 1000分の6 432,000 = 法定福利費
雇用保険料(従業員負担分)= 1000分の3 216,000
4~6月分の預り金 54,000 = 社会保険料預り金
7月~以降、会社立替え162,000 = 従業員立替金
雇用保険料率について
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