「フォロー」(follow)と「ノーフォロー」(nofollow)は、インターネット上のハイパーリンクに関する用語で、特に検索エンジン最適化(SEO)の文脈で使用されます。これらの用語は、ウェブページ上のリンクをどのように扱うかを決定します。
フォロー(Follow)
ウェブページ上のハイパーリンクが「フォロー」に設定されている場合、検索エンジンはそのリンク先のページをクロールしてインデックス化すべきという意味です。
言い換えれば、リンクは検索エンジンに対して、リンク元のページからリンク先のページに「リンクジュース」と呼ばれるSEOの価値の一部を伝えるように指示しています。
これにより、リンク先のページのSEOに役立つため、検索エンジンのランキングが向上する可能性があります。
ノーフォロー(Nofollow)
一方、ハイパーリンクが「ノーフォロー」に設定されている場合、それは検索エンジンに対してリンクをたどらないようにし、SEOの価値を伝えないようにすることを意味します。
これは、信頼性のないまたはユーザーが生成したリンク、たとえばブログやフォーラムのコメントなどに使用されることが多いです。
これにより、リンク先のページのSEOに対するスパムリンクの影響を防ぐことができます。
フォローリンク(Do-Followリンク)
クローリングとインデックス化:ウェブページ上のリンクが「フォロー」としてマークされている場合、検索エンジンはそのリンク先のページをクロールしてインデックス化することがあります。これにより、リンク元のページからリンク先のページにSEOの価値が伝えられ、リンク先のページのランキング向上に寄与する可能性があります。
SEOへの影響:フォローリンクは、リンク元のページからリンク先のページへのSEO価値を伝えるため、リンク先のページの検索エンジンランキングを向上させるのに役立ちます。つまり、フォローリンクはリンク元からの信頼性や価値を示すものです。
ノーフォローリンク(No-Followリンク)
クローリングとインデックス化の制限:ノーフォローリンクは、検索エンジンに対してリンクをたどらないように指示し、リンク先のページへのSEO価値の伝達を防ぎます。これは、リンク元のページがリンク先のページにSEOの価値を伝えたくない場合や、リンクが信頼性が低い場合に使用されます。
スパム対策:ノーフォローリンクは、ユーザーが生成したコンテンツや信頼性のないリンクからのスパムを防ぐためにも使用されます。このようなリンクは検索エンジンランキングに悪影響を及ぼす可能性があるため、ノーフォロー属性を使用してその影響を軽減します。
「フォロー」(follow)と「ノーフォロー」(nofollow)の設定方法
「フォロー」(follow)と「ノーフォロー」(nofollow)の設定方法は、HTMLのリンク要素内に特定の属性を追加することで行います。以下は、それぞれの属性の設定方法です。
フォローリンク(Do-Follow Link)の設定方法:
フォローリンクを設定するには、リンク(アンカーテキストまたは画像リンク)を作成し、そのリンク要素に以下のような属性を追加します。
<a href="リンク先のURL">リンクテキスト</a>
このリンク要素にはデフォルトで「フォロー」が設定されています。したがって、特別な属性を追加する必要はありません。
ノーフォローリンクを設定するには、リンク要素に「rel=nofollow」属性を追加します。以下はその例です。
ノーフォローリンク(No-Follow Link)の設定方法:
<a href="リンク先のURL" rel="nofollow">リンクテキスト</a>
「rel=nofollow」属性は、検索エンジンに対してこのリンクを「フォローしない」ように指示します。この属性を追加すると、そのリンクは検索エンジンのクローラーによってクロールされず、SEO価値が伝えられなくなります。
ウェブページ内のリンクを設定する際に、フォローまたはノーフォローの選択をすることで、リンクがSEOにどのように影響を与えるかを制御できます。
まとめ
ウェブマスターやSEOの実践者は、これらの属性を使用して、ウェブサイト内でSEOの価値の流れをどのように制御し、どのリンクが信頼性があるかどうかを示すために使用します。正しく使用することで、ウェブサイトのSEO戦略が効果的であることを確保できます。
ウェブマスターやSEOの専門家は、フォローリンクとノーフォローリンクを適切に使用して、ウェブサイト内でSEOの戦略を最適化し、リンクの信頼性と価値を管理します。