FLATTEN関数は、配列内の配列を1つの行に展開するスプレッドシートの便利な関数です。
FLATTEN関数の構文
関数の構文:
=FLATTEN(配列)
- 配列: 展開する入れ子の配列を指定します
FLATTEN関数の例
以下の例を見てみましょう。
【例】 A列にデータ、B列に対応する値をリスト形式で持つ場合:
| A | B |
+----+------------------+
| 項目1| "値1", "値2" |
| 項目2| "値3", "値4", "値5"|
| 項目3| "値6" |
FLATTEN関数を使うと、これを次のように1列に展開できます:
| A | C |
+----+----+
| 項目1| 値1|
| 項目1| 値2|
| 項目2| 値3|
| 項目2| 値4|
| 項目2| 値5|
| 項目3| 値6|
まとめ
このようにFLATTEN関数を使えば、入れ子状態のデータを簡単に1次元の列に変換できます。集計の前処理や、条件に合わせてデータを成形する際に大活躍するはずです。