スプレッドシートを使用していると、特定のキーワードを含むデータを検索したい場面があります。この記事では、スプレッドシートでのあいまい検索の方法について解説します。適当なサンプルデータを使用して具体的な手順を示します。
サンプルデータ
まず、以下のようなサンプルデータを用意します。このデータを使って、「名前」や「都市」を部分一致で検索する方法を説明します。
ID | 名前 | 都市 |
---|---|---|
1 | 田中 太郎 | 東京 |
2 | 鈴木 次郎 | 大阪 |
3 | 佐藤 花子 | 名古屋 |
4 | 高橋 三郎 | 札幌 |
5 | 伊藤 真一 | 福岡 |
6 | 加藤 久美子 | 京都 |
7 | 山田 一郎 | 神戸 |
8 | 中村 陽子 | 広島 |
9 | 小林 英夫 | 仙台 |
10 | 渡辺 直美 | 横浜 |
FILTER関数を使ったあいまい検索
FILTER関数を使うと、指定した範囲内で条件に一致する行を抽出できます。たとえば、「名前」列に「田」が含まれる行を検索するには、以下のように入力します。
=FILTER(A2:C11, ISNUMBER(SEARCH("田", B2:B11)))
この関数は、「田」が含まれる名前を持つ行を抽出します。部分一致検索が可能で、非常に便利です。
QUERY関数を使ったあいまい検索
QUERY関数を使うと、SQL風のクエリを使用してデータを検索できます。たとえば、「都市」列に「京」が含まれる行を検索するには、以下のように入力します。
=QUERY(A2:C11, "SELECT * WHERE C CONTAINS '京'")
この関数は、「都市」列に「京」が含まれる行を抽出します。QUERY関数は、複雑な検索条件やフィルタリングを行う際に非常に有用です。
まとめ
スプレッドシートでのあいまい検索は、FILTER関数やQUERY関数を使用することで簡単に実現できます。これらの関数を使って、特定のキーワードを含むデータを素早く見つけることができます。ぜひ、実際のデータ管理や分析に役立ててください。