今回は、話題のClaudeMCPの設定方法・セットアップしてGoogle Driveにアクセスする方法をご紹介します。AIアシスタントの能力を大幅に向上させるこのツール、順を追って説明していきましょう。
- ClaudeMCPとは?
- 必要なソフトウェアをインストール
- Node.jsのセットアップ
- Gitのインストール方法
- ClaudeMCPをダウンロード
- 依存関係の解決:npm installコマンド
- Google Cloud Platformの設定
- Google Drive APIの有効化
- OAuth 2.0クライアントIDの取得方法
- MCPサーバーをインストールする
- ClaudeMCPの設定ファイル編集:claude_desktop_config.json
- サーバー起動:コマンドラインでClaudeMCPを動かす
- Claudeアプリとの連携:Google Drive接続の実践
- トラブルシューティング:よくある問題と解決策
- まとめ
ClaudeMCPとは?
ClaudeMCPは、Anthropic社が開発したAIアシスタント「Claude」の機能を拡張するツールです。
Google Driveとの連携により、Claudeがより多くの情報にアクセスできるようになります。より賢く、より役立つ回答が得られるようになります。
必要なソフトウェアをインストール
まずは、必要なソフトウェアをインストールしましょう。
Node.jsのセットアップ
- Node.js公式サイトにアクセス
- お使いのOSに合わせたインストーラーをダウンロード
- インストーラーを実行し、指示に従ってインストール

Gitのインストール方法
- Git公式サイトにアクセス
- お使いのOSに合わせたインストーラーをダウンロード
- インストーラーを実行し、指示に従ってインストール

ClaudeMCPをダウンロード
- コマンドプロンプトまたはターミナルを開く
- 任意のディレクトリに移動(例:
cd Documents
) - 以下のコマンドを実行:
git clone https://github.com/modelcontextprotocol/servers.git


serversディレクトリが作られています。

依存関係の解決:npm installコマンド
- ClaudeMCPのディレクトリに移動(例:
cd ClaudeMCP
) - 以下のコマンドを実行:
npm install
Google Cloud Platformの設定
APIとクライアントIDの作成:
- Google Cloud Platformにアクセスし、アカウントを作成
- 新規プロジェクトを作成
Google Drive APIの有効化
- GCPダッシュボードから「APIとサービス」を選択
- 「APIとサービスを有効化」をクリック
- 検索バーで「Google Drive API」を検索し、有効化

OAuth 2.0クライアントIDの取得方法
- 「認証情報」タブを選択
- 「認証情報を作成」→「OAuth クライアントID」を選択
- アプリケーションの種類を選択し、必要情報を入力
- クライアントIDのJSONファイルをダウンロード
- ファイル名を「GCPKeys.json」に変更し、ClaudeMCPのサーバーフォルダに保存


MCPサーバーをインストールする
MCPサーバーをインストールします。
npm install -g @modelcontextprotocol/server-filesystem
ClaudeMCPの設定ファイル編集:claude_desktop_config.json
- Claude Desktopの設定にある「claude_desktop_config.json」をテキストエディタで開く
- 「GCPKeys.json」のパスなど、必要な設定を編集
- 変更を保存
Claude Desktopの設定は「claude_desktop_config.json」ファイルで管理されます。この設定ファイルの場所と編集方法は以下の通りです。
- 設定ファイルの場所:
- macOS: ~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json
- Windows: %APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json
※なければファイルを作成します。
- テキストエディタで設定ファイルを開きます。
- 必要な設定を編集します。例えば、ファイルシステムサーバーの設定を追加する場合:
{
"mcpServers": {
"filesystem": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"@modelcontextprotocol/server-filesystem",
"/Users/username/Desktop",
"/Users/username/Downloads"
]
}
}
}
- 変更を保存します。
- Claude Desktopを再起動して、変更を反映させます。
サーバー起動:コマンドラインでClaudeMCPを動かす
- コマンドプロンプトまたはターミナルでClaudeMCPのサーバーフォルダに移動
- 以下のコマンドを実行:
node index.js
または
npm start
Claudeアプリとの連携:Google Drive接続の実践
- Claudeのデスクトップアプリを開く
- 新しいチャットを開始
- Google Driveにアクセスする質問をする(例:「Googleドライブにあるファイルを教えて」)
- Claudeからのアクセス許可リクエストを承認
トラブルシューティング:よくある問題と解決策
- サーバーが起動しない場合:Node.jsのバージョンを確認
- Google Drive連携ができない場合:GCPの設定を再確認
- エラーメッセージが出る場合:公式ドキュメントやコミュニティフォーラムを参照
まとめ
ClaudeMCPの設定、いかがでしたか?手順は多いですが、一つ一つ丁寧に進めれば、設定できるはずです。この設定により、Claudeの能力が飛躍的に向上し、より賢いAIアシスタントとして活用できるようになります。
皆さんも、ぜひClaudeMCPを導入して、AIアシスタントの新たな可能性を体験してみてください。