はじめてのVBA入門｜エクセル作業を自動化する第一歩

Excelを使っていて、「毎回同じ作業を繰り返していて面倒だな…」と感じたことはありませんか？
そんなときに力を発揮するのが「VBA（Visual Basic for Applications）」です。

この記事では、VBAの超基本を「これから始める人向け」にわかりやすく解説していきます。

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VBAとは何か？

VBAは、Microsoft ExcelやWordなどに組み込まれているプログラミング言語です。
主に、繰り返し作業や複雑な手作業を自動化するために使います。

「マクロ」と呼ばれる処理の流れを、VBAで記述することで、ボタン一つでデータ処理・印刷・保存などの作業が実行できるようになります。

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どんなことができるの？

VBAを使うと、以下のような処理が可能になります。

• 繰り返しデータ入力や集計の自動化
• 条件付きでのデータ抽出や並べ替え
• 複数シート・ファイルをまたいだ処理
• 印刷設定やPDF出力の自動化
• ボタン操作による処理実行
• フォルダ内のファイルを一括処理

業務で「何度も同じことをしている」と感じたら、VBAで自動化できる可能性があります。

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VBAを始める準備

ステップ1：開発タブを表示する

Excelでは通常「開発」タブが非表示になっています。以下の手順で表示させましょう。

1. Excelを開く
2. 「ファイル」→「オプション」を選択
3. 左の「リボンのユーザー設定」をクリック
4. 右側の「開発」にチェックを入れて「OK」

これで、リボンに「開発」タブが表示されます。

ステップ2：VBAエディタを開く

• 「開発」タブ → 「Visual Basic」をクリック
  または
• ショートカットキー Alt + F11 を押す

すると、VBAのコードを書く専用画面（VBE：Visual Basic Editor）が表示されます。

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最初の一歩：メッセージを表示するマクロ

まずは、最もシンプルなマクロを作ってみましょう。

1. VBEで「挿入」→「標準モジュール」を選択
2. 以下のコードを入力します。

Sub HelloWorld()
    MsgBox "こんにちは、VBAの世界へようこそ！"
End Sub

3. F5キーを押すか、ツールバーの「▶」ボタンで実行します。

画面にメッセージボックスが表示されれば成功です。

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よく使う基本構文

ここで、VBAでよく使う基本構文を紹介します。

処理内容	サンプルコード
メッセージ表示	MsgBox "メッセージ"
変数の宣言	Dim i As Integer
ループ処理	For i = 1 To 10 ～ Next i
条件分岐	If 条件 Then ～ Else ～ End If

これらを組み合わせることで、さまざまな自動化が実現できます。

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まとめ

VBAは、慣れるとExcelの使い方を一気にレベルアップできる非常に便利なツールです。
まずは簡単なマクロから試してみて、少しずつ仕組みを理解していきましょう。

次回は「セルの値を取得・書き込む方法」や「繰り返し処理（For文）」など、実用的な基本文法に進んでいきます。