負債の勘定科目「電子記録債務 (でんしきろくさいむ)」について。
勘定科目 【電子記録債務 (でんしきろくさいむ)】とは?
「電子記録債務 (でんしきろくさいむ)」とは「手形や売掛債権を電子化し、インターネットで取引できるようにした、紙の手形に代わる決済手段」です。
電子記録債務は負債の科目となります。反対に「電子記録債権」は資産の勘定科目になります。
「電子記録債務」が増加したときは「貸方」に記載します。
「電子記録債務」が減少したときは「借方」に記載します。
電子記録債務 (でんしきろくさいむ)の詳細
手形を振出そうとした場合、搬送手続きや印紙代が必要ですが、電子記録債権を使うと、これらを電子化してインターネットで取引できるようになります。
電子記録債権は「電子債権記録機関(でんさいネット)」という場所に記録原簿に電子的な記録を行うことにより、債権の権利内容が定められます。電子記録債権は「電子記録債権法」という法律によって保護されています。
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電子記録債権法 | e-Gov法令検索
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電子記録債務(でんしきろくさいむ)の仕訳例
A社がB社に商品100,000円を掛け販売した。取引は電子記録債権で行う。
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
---|---|---|---|
売掛金 | 1,000,000 | 売上 | 1,000,000 |
電子記録債権 | 1,000,000 | 売掛金 | 1,000,000 |
B社側の仕訳例:(電子記録債務の増加)
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
---|---|---|---|
仕入 | 1,000,000 | 買掛金 | 1,000,000 |
買掛金 | 1,000,000 | 電子記録債務 | 1,000,000 |