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 【前受収益(まえうけしゅうえき)】負債の勘定科目について|簿記3級

Boki(簿記)
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今回は、負債の勘定科目「前受収益(まえうけしゅうえき)」について見てみます。

「前受収益(まえうけしゅうえき)」とは?

「前受収益(まえうけしゅうえき)」とは将来的に提供が必要な継続的なサービスに対する対価を事前に受け取った」際に使われる勘定科目です。

前受収益は、将来に渡り商品サービスの提供が必要となるため、増加した場合は負債の科目となります。

「前受収益」が増加したときは「貸方」に記載します。

「前受収益」が減少したときは「借方」に記載します。

前受収益(まえうけしゅうえき)の詳細

前受収益は、例えば「地代家賃」「サブスクリプションサービス」「保険料」などが該当します。これらは支払いは完了しているが商品サービスの提供がまだ完了していないため、負債の勘定科目に分類されます。

例えば、地代家賃を「契約開始日に先の1年分を受け取った」場合に、前受収益となります。

前受収益は、次のように処理されます。

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例えば、1年分のサブスクリプションサービスの提供に際して支払いがあった場合、1年分の売上を計上します。

次に、期末に期間が残っている場合は前受収益の勘定科目として計上します。

そして、翌期首に前受収益を再振替します。

ここで、似たような勘定科目が色々とあるので、整理してみます。

前受収益…将来的に提供が必要な継続的なサービスに対する対価を事前に受け取った場合の勘定科目。

前受金…商品やサービスの提供がまだ終わっていないが事前に金銭を受け取った場合の勘定科目。前受収益との違いは継続的かどうか。

仮受金…受け取った金額や振り込まれた入金の内容が不明な時の勘定科目。

売掛金…取引先から仕入れた原材料や商品を掛け(後払い)の取引とする場合の勘定科目。

前受収益(まえうけしゅうえき)の仕訳例

サブスクリプションサービスの提供を行い、1年分のサービス料の支払いを受けた。

借方科目金額貸方科目金額
普通預金12,000売上12,000

決算を迎え、提供したサブスクリプションサービスは4ヶ月分提供が完了した。あと8ヶ月分残っている。

借方科目金額貸方科目金額
売上8,000前受収益8,000

翌期首になったので前期の前受収益を再振替した。

借方科目金額貸方科目金額
前受収益8,000売上8,000
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