if文の基本|if (条件式)
if文は、特定の条件が満たされた場合に、あるステートメント(コードの塊)を実行するために使用されます。if文は、プログラムの制御フローを変更するために重要な役割を果たします。
基本的なif文の構文は以下の通りです。
if (条件式) {
// 条件式が true の場合に実行される内容
}
条件式が評価され、結果がtrueの場合、if文の中のプログラムが実行されます。条件式がfalseの場合、if文の中の内容はスキップされます。
以下に、具体的な例を示します。
var num = 10; if (num > 5) { Logger.log("numは5より大きいです"); }
この例では、変数numの値が5より大きいかどうかを判定しています。もしnumの値が5より大きい場合、条件式num > 5はtrueとなり、if文の中のステートメントLogger.log(“numは5より大きいです”)が実行されます。ログにはメッセージが出力されます。
もしnumの値が5以下であれば、条件式はfalseとなり、if文の中のステートメントは実行されません。
複数のif文を並べた例
複数のif文を並べることで、さらに複雑な条件分岐を実現することができます。それぞれのif文は独立して評価され、条件が満たされる場合に対応するステートメントが実行されます。
この例では、変数num
の値に応じて複数のif文が評価されます。
var num = 7;
if (num > 10) {
Logger.log("numは10より大きいです");
}
if (num > 5) {
Logger.log("numは5より大きいです");
}
if (num > 0) {
Logger.log("numは0より大きいです");
}
それぞれのif文は独立しているため、条件が満たされるかどうかに関わらず、それぞれのif文のステートメントが実行されます。
上記の例では、num
が7である場合、3つのif文が順番に評価されます。
1つ目のif文では、条件num > 10
が評価されますが、条件が満たされないためステートメントは実行されません。
2つ目のif文では、条件num > 5
が評価され、この条件が満たされるため、該当するステートメントが実行されます。
3つ目のif文でも同様に、条件num > 0
が評価され、この条件が満たされるため、該当するステートメントが実行されます。
したがって、この例の実行結果は以下の通りとなります。
numは5より大きいです
numは0より大きいです
複数のif文を並べることで、個々の条件に基づいた独立した処理を行うことができます。条件が独立しているため、複数の条件を同時に満たすことも可能です。ただし、条件分岐が複雑になる場合は、適切なロジックや制御フローを設計する必要があります。
まとめ
以上がGASにおけるif文の基本的な使い方です。条件に基づいて実行するコードブロックを制御するためにif文を使用することができます。