【JavaScript】JavaScriptのループ文について（for文・while文・do-while文・break文・continue文）

JavaScript(ジャバスクリプト)

2023.08.26

この記事は約3分で読めます。

JavaScriptのループ文について、丁寧に分かりやすくひとつずつ説明します。

for文

for文は、特定の回数だけ繰り返し処理を行うための文です。for文の構文は、次のとおりです。

for (初期化式; 条件式; 増減式) {
  // 繰り返し処理を行う文
}

初期化式は、for文の最初に実行される文です。条件式は、繰り返し処理を続けるかどうかを判定する条件です。増減式は、条件式が真である場合、繰り返し処理のたびに実行される文です。

例えば、次のfor文は、1から10までの数字を表示します。

for (let i = 1; i <= 10; i++) {
  console.log(i);
}

while文は、条件が真である間、繰り返し処理を行うための文です。while文の構文は、次のとおりです。

while (条件式) {
  // 繰り返し処理を行う文
}

条件式が真である場合、繰り返し処理のブロックが実行されます。条件式が偽になったら、繰り返し処理は終了します。

例えば、次のwhile文は、1から10までの数字を表示します。

let i = 1;
while (i <= 10) {
  console.log(i);
  i++;
}

do-while文は、条件が偽である間も、少なくとも1回は繰り返し処理を行うための文です。do-while文の構文は、次のとおりです。

do {
  // 繰り返し処理を行う文
} while (条件式);

条件式が偽である場合でも、繰り返し処理のブロックが1回は実行されます。条件式が真になったら、繰り返し処理は終了します。

例えば、次のdo-while文は、1から10までの数字を表示します。

let i = 1;
do {
  console.log(i);
  i++;
} while (i <= 10);

break文は、ループを中断するための文です。break文は、for文、while文、do-while文のいずれでも使用できます。

例えば、次のfor文は、1から10までの数字を表示しますが、5でループを中断します。

for (let i = 1; i <= 10; i++) {
  if (i === 5) {
    break;
  }
  console.log(i);
}

continue文は、次の繰り返し処理をスキップするための文です。continue文は、for文、while文、do-while文のいずれでも使用できます。

例えば、次のfor文は、1から10までの数字を表示しますが、偶数は表示しません。

for (let i = 1; i <= 10; i++) {
  if (i % 2 === 0) {
    continue;
  }
  console.log(i);
}

JavaScriptのループ文は、for文、while文、do-while文、break文、continue文の5種類です。これらのループ文を組み合わせることで、様々な繰り返し処理を実現することができます。