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【スプレッドシート】損益分岐点(Break-even Point:BEP)を求める方法

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損益分岐点(Break-even Point:BEP)を求める方法は、固定費と変動費を考慮して、企業が利益を生まないが損失も発生しない販売量または販売金額を計算するプロセスです。この計算は、事業の財務計画や価格設定戦略に不可欠です。スプレッドシートを使用して損益分岐点を求めるには、以下のステップに従います。

必要な数値を定義する

まずは必要な数字を定義します。

  • 固定費(Fixed Costs): 製造量や売上高に関係なく一定の費用。例:賃貸料、給与、保険料。
  • 変動費(Variable Costs): 製造量や売上高に比例して変動する費用。例:原材料費、直接労務費。
  • 販売価格(Selling Price per Unit): 単位あたりの販売価格。
  • 単位変動費(Variable Cost per Unit): 単位あたりの変動費。

損益分岐点の販売量(BEP Units)を求める基本式

損益分岐点の販売量(BEP Units)を求める基本式は以下の通りです。

損益分岐点の販売量 = 固定費 ÷ (販売単価 – 単位当たり変動費)

  • 固定費は、生産量や販売量に関わらず変わらない費用です(例: 賃貸料、給与、保険料など)。
  • 販売単価は、製品やサービスを1単位売る際の価格です。
  • 単位当たり変動費は、製品やサービスを1単位生産・販売する際にかかる変動する費用です(例: 原材料費、直接労務費など)。

損益分岐点の販売金額を求める式

損益分岐点の販売金額を求める式は次のとおりです。

損益分岐点の販売金額 = 損益分岐点の販売量 × 販売単価

この計算により、企業がどの程度の売上があれば、全ての固定費と変動費を賄い、かつ利益も損失もない状態になるかを知ることができます。

この情報は、価格設定、費用削減、販売目標設定などの経営判断に役立ちます。

損益分岐点の計算

具体的な損益分岐点の計算方法を示すために、以下の例を用います。

  • 固定費: $30,000
  • 単位変動費: $10
  • 販売価格(単位あたり): $25

まず、損益分岐点の販売量を求めます。

損益分岐点の販売量 = 固定費 ÷ (販売単価 – 単位当たり変動費)

ここで、固定費は$30,000、単位変動費は$10、販売価格は$25です。これらの値を式に代入します。

  • BEP Units=30,000/(25−10)​
  • BEP Units=30,000/15
  • BEP Units=2,000

つまり、損益分岐点を達成するためには、2,000単位の製品を販売する必要があります。

損益分岐点の販売金額を計算します。

  • BEP Sales=BEP Units×Selling Price per Unit
  • BEP Sales=2,000×25
  • BEP Sales=50,000

従って、損益分岐点の販売金額は$50,000です。

スプレッドシートでの計算方法

  1. スプレッドシートを開き、「固定費」「単位変動費」「販売価格」の値を入力します。
  2. 損益分岐点の販売量を計算するセルに、上記の式を使用して計算式を入力します。例えば、A1セルに固定費、B1セルに単位変動費、C1セルに販売価格が入力されている場合、損益分岐点の販売量を計算するセルには =A1/(C1-B1) と入力します。
  3. 必要に応じて、損益分岐点の販売金額も計算します。

まとめ

スプレッドシートを使用して損益分岐点を求める基本的な方法でした。この計算を通じて、事業がいつ利益を生み始めるかを把握し、価格設定や費用管理の戦略を立てることができます。

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