RANK.EQ関数はスプレッドシートで使用される関数で、指定された数値がデータセット内でどの位置にあるかを確認するのに役立ちます。この関数は、データの中から数値の順位を等級で返します。特に大量のデータを扱う際に便利です。
RANK.EQ 関数の基本的な使い方
RANK.EQ
関数の構文は次の通りです:
RANK.EQ(number, ref, [order])
number
(必須): 順位を知りたい数値。ref
(必須): 順位を計算するための数値が含まれる範囲または配列。order
(オプショナル): 順序を指定します。0 または省略した場合は降順、1 の場合は昇順になります。
RANK.EQ 関数の例1
=RANK.EQ(A1, $A$1:$A$10, 0)
=RANK.EQ(A1, $A$1:$A$10, 0)
は、セル A1
の値のデータセット $A$1:$A$10
内での順位を降順で求めるために使います。ここで、0
は降順を指定しており、数値が大きいほど順位が高く(つまり順位が1に近く)なります。
この式を B1
から B10
までの各セルに対して適用すると、各数値の順位が得られます。A1
の値が 10
で、これはデータセット中で最大の値です。したがって、B1
の順位は1位になります。
RANK.EQ 関数の例2
例えば、クラスのテストのスコアが以下のようにあるとします。
名前 | スコア |
---|---|
A | 88 |
B | 92 |
C | 78 |
D | 92 |
E | 85 |
スコアがこのリストの中で何位かを知りたい場合、以下のように RANK.EQ
関数を使います。
=RANK.EQ(B2, $B$2:$B$6, 0)
この場合、Bさんのスコアは1位になりますが、同じスコアを持つDさんも1位となります。つまり、RANK.EQ
関数は同じ値に対して同じ順位を返し、飛ばし順位(つまり次に続く順位は3位になる)を採用します。
まとめ
この関数はデータの分析や報告書の作成に非常に役立つため、重宝する関数の一つです。