Clicky

【UDPとは】リアルタイム通信に最適なプロトコル!特徴・仕組み・使いどころを徹底解説

Web(ウェブ技術関連)
Web(ウェブ技術関連)
この記事は約2分で読めます。

※記事中に広告情報を含みます。

スキルを手に入れた時、人は強くなれる。
Youtubeでスキルアップを始める 電子書籍でスキルアップを始める
\ワードプレスのスキルアップはこちら!/ WordPress入門読本

UDPとは?

UDP(User Datagram Protocol)は、インターネットで使われる通信プロトコルの一つで、TCP/IPプロトコル群に属します。
TCPとは異なり、接続の確立や確認応答を行わない「非接続型」の通信方式であることが最大の特徴です。

UDPの主な特徴:軽量で高速

UDPはヘッダ情報が最小限(8バイト)であるため処理が軽く、データの送受信が高速で行えます。

リアルタイム性が高い

確認応答や再送処理がないため、遅延が少なくリアルタイム性が求められるアプリケーションに適しています。

信頼性は低い

パケットの欠落や順序の入れ替わり、重複の可能性があるため、信頼性を求める通信には不向きです。

TCPとの違い

項目TCPUDP
接続方式コネクション型(接続を確立)非コネクション型(接続不要)
信頼性高い(再送・順序制御あり)低い(再送・順序制御なし)
転送速度やや遅い高速
用途Web通信、メールなど動画配信、音声通話、オンラインゲームなど

UDPが使われる主な用途

  • 動画配信(ストリーミング)
    多少のパケットロスよりもスムーズな再生が優先されるため、UDPが適しています。
  • 音声通話・ビデオ会議(VoIP)
    遅延を最小限に抑える必要があるためUDPが多く使われます。
  • オンラインゲーム
    プレイヤーの動作をリアルタイムで反映するため、UDPが選ばれます。
  • DNS(ドメインネームシステム)
    名前解決処理に高速性が求められるため、UDPが利用されます。

UDPを使うときの注意点

UDPは信頼性が低いため、アプリケーション側でエラーチェックや再送処理を実装する必要があります。また、偽装がしやすいという特性から、セキュリティ対策(ファイアウォールやアクセス制御)も重要です。

まとめ

UDPは軽量でリアルタイム性に優れた通信方式です。
動画や音声、ゲームなど、スピードが重視される用途には最適です。一方で、信頼性を重視する場面ではTCPの使用が推奨されます。目的に応じて、UDPとTCPを使い分けましょう。