Clicky

HTTPメソッドとは?GET・POST・PUT・DELETEの違いをわかりやすく解説【初心者向け】

Web(ウェブ技術関連)
Web(ウェブ技術関連)
この記事は約3分で読めます。

※記事中に広告情報を含みます。

スキルを手に入れた時、人は強くなれる。
Youtubeでスキルアップを始める 電子書籍でスキルアップを始める
\ワードプレスのスキルアップはこちら!/ WordPress入門読本

今回は、Web技術のひとつ「GET・POST・PUT・DELETEの違い」について解説します。

HTTPメソッドとは?

HTTPメソッドとは、Webブラウザやアプリがサーバーに対して「どんな操作をしてほしいか」を伝えるための命令のことです。

代表的なメソッドには以下の4つがあります。

  • GET:データの取得
  • POST:新規データの作成
  • PUT:データの更新
  • DELETE:データの削除

これらは、Webページの表示だけでなく、APIとの通信やフォームの送信でも使われています。


GETメソッド:データを取得する

GETメソッドは、指定したURLに対して「その情報をください」とサーバーに要求する際に使います。

特徴

  • パラメータがURLに含まれる(例: ?id=123
  • サーバーにデータの変更は加えない
  • キャッシュされやすい

使用例

GET /products?id=123 HTTP/1.1

主な用途

  • 商品ページの表示
  • ユーザープロフィールの読み込み

POSTメソッド:新しいデータを作成する

POSTメソッドは、サーバーに対して新しい情報を「追加してほしい」ときに使用します。

特徴

  • データはリクエストボディに含まれる
  • URLに表示されないため、比較的安全
  • 処理の副作用(データの追加など)が発生する

使用例

POST /users HTTP/1.1
Content-Type: application/json

{
"name": "Taro",
"email": "taro@example.com"
}

主な用途

  • ユーザー登録
  • お問い合わせフォームの送信

PUTメソッド:既存データを更新する

PUTメソッドは、サーバー上にある既存のデータを「上書きして更新する」ためのメソッドです。

特徴

  • 対象のリソースを全体的に更新する
  • 同じリクエストを複数回送っても結果が変わらない(冪等性がある)

使用例

PUT /users/123 HTTP/1.1
Content-Type: application/json

{
"name": "Hanako",
"email": "hanako@example.com"
}

主な用途

  • ユーザー情報の編集
  • 記事の内容を一括更新

DELETEメソッド:データを削除する

DELETEメソッドは、特定のデータをサーバーから「削除したい」ときに使用されます。

特徴

  • サーバー上のリソースを削除
  • 副作用があり、復元できないことが多い
  • 冪等性がある(何度送っても結果は同じ)

使用例

DELETE /users/123 HTTP/1.1

主な用途

  • 投稿やコメントの削除
  • アカウントの削除

HTTPメソッドの比較一覧

メソッド操作データ送信形式冪等性主な用途
GET取得URLパラメータページ表示、検索
POST作成リクエストボディ×登録、送信
PUT更新(上書き)リクエストボディ編集、一括更新
DELETE削除URL指定またはボディ削除処理

セキュリティ上の注意点

  • GETで個人情報やパスワードなどの機密データを送らないこと
  • POSTやPUTにはCSRF対策が必要(トークンの利用など)
  • DELETE操作は誤操作のリスクがあるため、確認プロセスを設けるのが望ましい

まとめ

HTTPメソッドは、Webサイトやアプリケーションの動作の根幹を支える重要な要素です。

それぞれのメソッドには役割と特性があるため、目的に応じて正しく使い分けることが大切です。

  • GET:データを取得する
  • POST:新しいデータを作成する
  • PUT:既存データを上書きする
  • DELETE:データを削除する

Web開発やAPI設計の基本として、ぜひ理解を深めておきましょう。