今回は、GASやJavaScriptで使える「連想配列」についてご紹介します。
連想配列(れんそうはいれつ)とは?
連想配列(れんそうはいれつ)とは、「キー:値」の組み合わせで作られた配列のことをいいます。オブジェクトに近いイメージですが、オブジェクトよりもシンプルな配列の集合体です。
例えば、以下のような連想配列があったとします。
function AssociativeArray(){ const person = { id: 101, name: "Yamada Taro", age: 30, city: "Tokyo" }; }
オブジェクトのプロパティにアクセスするには、ドット (.
) 演算子またはブラケット ([]
) 演算子を使用します。例えば、以下は person
オブジェクトの name
プロパティにアクセスする例です。
function AssociativeArray(){ const person = { id: 101, name: "Yamada Taro", age: 30, city: "Tokyo" }; console.log(person.name); } 情報 Yamada Taro
または、下記のような方法でも連想配列から値を取り出すことができます。
function AssociativeArray(){ const person = { id: 101, name: "Yamada Taro", age: 30, city: "Tokyo" }; console.log(person["name"]); } 情報 Yamada Taro
通常の配列では、person[0]のような方法で配列から値を取り出しますが、連想配列の場合はキーを使って値を取り出すことができるので、直感的に分かりやすいというメリットがあります。
逆に、通常の配列と同じように値を取得しようとすると、undefinedが返ってくるので注意が必要です。
function AssociativeArray(){
const person = {
id: 101,
name: "Yamada Taro",
age: 30,
city: "Tokyo"
};
console.log(person[0]);
}
情報 undefined
まとめ
連想配列を使うと、通常の配列よりも直感的に分かりやすく値が取得できます。
使う場面があるかもしれませんので、ぜひ抑えておきましょう。