オブジェクトとは
JavaScriptにおけるオブジェクトは、キーと値のペアの集合で構成されます。キーは文字列であり、値には任意のデータ型を使用できます。オブジェクトは、波括弧 {}
内にキーと値をカンマで区切って定義します。
例えば、以下のようにオブジェクトを定義できます。
const person = {
name: "John",
age: 30,
isStudent: false
};
上記の例では、person
オブジェクトに name
、age
、isStudent
の3つのプロパティが定義されています。
name
プロパティの値は "John"
、age
プロパティの値は 30
、isStudent
プロパティの値は false
となっています。
プロパティとは
プロパティの値にアクセスするには、ドット .
を使って以下のように指定します。
console.log(person.name); // "John"
console.log(person.age); // 30
console.log(person.isStudent); // false
または、角括弧 []
を使用してプロパティの値にアクセスすることもできます。
オブジェクトのプロパティの値を変更するには、ドット .
または角括弧 []
を使って以下のように指定します。
person.age = 40;
console.log(person.age); // 40
person["isStudent"] = true;
console.log(person["isStudent"]); // true
メソッドとは
また、オブジェクトにメソッドを定義することもできます。メソッドは、オブジェクト内に関数を定義し、プロパティに代入することで定義されます。
const person = {
name: "John",
age: 30,
isStudent: false,
sayHello: function() {
console.log(`Hello, my name is ${this.name}.`);
}
};
person.sayHello(); // "Hello, my name is John."
上記の例では、person
オブジェクトに sayHello
メソッドが定義されています。
sayHello
メソッドは、this
キーワードを使って name
プロパティの値を参照しています。
this
キーワードは、メソッドが属するオブジェクト自身を参照するために使用されます。
まとめ
オブジェクト・プロパティ・メソッドは、それぞれ上記のような関係になっています。
ぜひ使えるようになっておきましょう。