Googleスプレッドシートでガントチャートを作る
シンプルな「項目」「開始日」「終了日」というガントチャートに、日付から自動的に色が付くような表を作ってみます。
ガントチャートとは?
ガントチャートとは、プロジェクト管理や工程管理に用いられるグラフの一種です。タイムライン上に、タスクや作業の開始日、終了日、進捗状況などを棒グラフで表したものです。
また、各タスクの依存関係やリソースの割り当て状況を視覚的に把握することができます。ガントチャートは、プロジェクトの全体像を理解するために役立ち、スケジュール管理やリソースの最適化にも利用されます。
条件付き書式を設定する
このようなリストを作りたい場合は「条件付き書式」を使います。
条件は「開始日の日付と同じ場所から終了日の日付と同じ場所までセルの色が塗りつぶしされる」というシンプルなものを作ってみます。
「開始日から先」の日付に該当するセルの色を塗りつぶす
開始日から先の日付に該当するセルの色を塗りつぶす場合は「=$B2<=D$1」といった感じで、開始日の値以下の場合と条件を作ります。
範囲に適用※範囲は右端列下端行
D2:BT10
=$B2<=D$1
範囲を表(日付の下)の左上を起点に範囲を指定して、相対参照で指定すると、下記のように、開始日以降のセルに対して色が塗りつぶしされます。
塗りつぶされました。
「終了日まで」の日付に該当するセルの色を塗りつぶす
このままだと、開始日からの結果だけを出しているので、さらに終了日までの色を塗りつぶます。
範囲に適用※範囲は右端列下端行
D2:BT10
=$C2>=D$1
これで終了日まで…の複合参照の条件付き書式となっています。
AND関数で連結させる
あとは、上記の2つをAND関数で連結させます。
=AND($B2<=D$1,$C2>=D$1)
開始日から終了日が塗りつぶしされました!
開始日から終了日までのセルが塗りつぶしされています。
まとめ
条件付き書式を使うことで、ガントチャートを作ることができました。
シンプルですが、使い方次第で便利に使えるかと思います。御参考ください。