IFERROR 関数について
Google スプレッドシートで IFERROR
関数を使用すると、指定された式がエラーを返す場合に、代わりに表示する値を定義できます。これは、特に VLOOKUP
などのエラーを起こしやすい関数を使用する際に便利です。
IFERROR関数の基本構文
IFERROR(value, [value_if_error])
value
: エラーをチェックしたい式や関数。[value_if_error]
:value
がエラーの場合に返す値。この引数はオプショナルです。指定しない場合、エラーが発生したときに空白が返されます。
VLOOKUP と組み合わせた例
仮定: あなたは商品IDを使って商品名を検索したいが、IDが見つからない場合は「商品が見つかりません」と表示したいとします。
A2:A10
セル範囲に商品IDがあります。B2:B10
セル範囲に対応する商品名があります。- 検索したい商品IDは
D1
セルに入力します。
=IFERROR(VLOOKUP(D1, A2:B10, 2, FALSE), "商品が見つかりません")
この式では、次のことが行われます。
VLOOKUP(D1, A2:B10, 2, FALSE)
:D1
セルの商品IDをA2:B10
範囲で検索し、対応する商品名を返します。IFERROR
:VLOOKUP
から返された結果がエラー(つまり、商品IDが見つからない)の場合、”商品が見つかりません” というテキストを返します。
まとめ
この方法を使用することで、VLOOKUP
関数が見つからない値に対してエラーを返す代わりに、よりユーザーフレンドリーなメッセージを表示させることができます。