新しい行を挿入する
Google Apps Script(GAS)を使用して、シートに行を挿入し、列に関数や定数を設定する方法は以下の通りです。
function addNewRow() {
const spreadsheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
const sheet = spreadsheet.getSheetByName('シート名');
const tolastRowPlus = sheet.getLastRow() + 1;
const NO = 10000 + tolastRowPlus;
const Column1 = '神奈川県';
const rowData = [
[NO, Column1,"","","","",""]
// 他の列や関数が必要ならば適宜追加
];
// 新しい行を挿入
sheet.getRange(tolastRowPlus, 1, 1, 7).setValues(rowData);
// 罫線を入れる
sheet.getRange(tolastRowPlus, 1, 1, 7).setBorder(true, true, true, true, true, true, "black", SpreadsheetApp.BorderStyle.SOLID);
}
このスクリプトでは、新しい行に挿入するデータを設定し、setValues
メソッドを使用して新しい行を挿入しています。
また、7という定数で最終列(G列)を指定し、それを使用して罫線を入れる部分で利用しています。
'シート名'
の部分は、実際のスプレッドシート内の対象のシートの名前に置き換える必要があります。
rowDataの意味
rowData
は、新しい行に挿入するデータを表す変数です。この変数は2次元の配列で、新しい行の各列に対応するデータが格納されています。現在のスクリプトでは、NO
とColumn1
がこの新しい行の2つの列のデータです。以下が詳細です。
const NO = 10000 + tolastRowPlus; // NO列のデータ
const Column1 = '神奈川県'; // Column1列のデータ
// 新しい行に挿入するデータを設定
const rowData = [
[NO, Column1,"","","","",""]
// 他の列や関数が必要ならば適宜追加する
];
この例では、新しい行の1行目にはNO
列、2行目にはColumn1
列のデータが入ります。新しいデータや列が必要な場合は、rowData
に適切なデータを追加し、新しい行に挿入する際にそれを考慮してください。
setValues
この部分のスクリプトは、新しい行を挿入し、それに罫線を追加するためのものです。以下はその詳細です。
// 新しい行を挿入
sheet.getRange(tolastRowPlus, 1, 1, 7).setValues(rowData);
この行は、getRange
メソッドを使用して新しい行の範囲を指定し、その範囲にsetValues
メソッドを使用してrowData
のデータを挿入しています。
ここで、tolastRowPlus
は新しい行の行番号、1
は新しい行の最初の列を示し、1
は新しい行に挿入するデータの行数、7
は新しい行に挿入するデータの列数を表しています。
setBorder
// 罫線を入れる
sheet.getRange(tolastRowPlus, 1, 1, 7).setBorder(true, true, true, true, true, true, "black", SpreadsheetApp.BorderStyle.SOLID);
[rml_read_more]
この行は、getRangeメソッドを使用して新しい行の範囲を指定し、その範囲にsetBorderメソッドを使用して罫線を設定しています。
tolastRowPlusは新しい行の行番号、1は新しい行の最初の列を示し、1は新しい行に挿入するデータの行数、7はシートの最終列を示しています。これにより、新しい行全体に罫線が追加されます。
行が追加される
スクリプトを実行してみます。
承認画面が出るので、権限を確認して承認します。
スクリプトを実行すると、自動的に行が追加されて罫線も設定されました!
まとめ
具体的なスクリプトは使用しているスプレッドシートやスクリプトの用途に依存します。
もし特定のスクリプトやプログラムについての質問があれば、そのスクリプトの一部を共有いただければ、より具体的なサポートができるかもしれません。