最近話題になっているGoogleのGemini CLI。「なんかすごそう…」「でも黒い画面って難しそう…」と思ったあなた。
ご安心ください!この記事では、パソコン初心者でも簡単に使えるように、Gemini CLIの導入から使い方までを、ステップバイステップで解説します。
【そもそも】Gemini CLIってなに?
Gemini CLIとは、Googleが開発したAIエージェントをパソコンのコマンドライン(黒い画面)で使えるツールです。
これまでのChatGPTのような“会話形式”だけではなく、実際にファイル作成やコーディング作業までやってくれるのが特徴です。
【前提】この記事で扱う環境
- 対応OS:Windows 10/11
- 操作ツール:PowerShell(Windows標準機能)
- 難易度:初心者向け(丁寧に解説します)
ステップ①:PowerShellを管理者モードで開く
- 画面左下の「スタートボタン」をクリック
- 「PowerShell」と入力し検索
- 「Windows PowerShell」を右クリックして「管理者として実行」

※「このアプリが変更を加えることを許可しますか?」と表示されたら「はい」をクリック
ステップ②:Gemini CLIインストールコマンドを実行
PowerShellに、以下のコマンドをコピーして貼り付けてください。
npm install -g @google/gemini-cli
これはGemini CLIに必要なツールを自動でダウンロード・インストールしてくれるコマンドです。
うまく貼り付けられない場合は、右クリック → 貼り付けでもOK!
ステップ③:グローバルインストールを実行(推奨)
一時的ではなく、パソコン全体で使えるようにするには以下を実行します:
npm install -g @google/gemini-cli

※ npm
が初回でなければ自動インストールされています。

ステップ④:初回起動とログイン
以下のコマンドでGemini CLIを起動します:
gemini
すると、テーマ選択やGoogleアカウントでのログイン画面が表示されます。
- 矢印キーで好きなテーマを選択して「Enter」
- 「Googleログイン」を選んで、「Enter」
- 指示に従ってGoogleアカウントでログイン
【重要】安全に使うための準備(初心者必須)
Gemini CLIはパソコン内のフォルダやファイルを直接操作できるため、安全対策が必要です。
● 手順
- デスクトップなどに「作業用フォルダ」を作成(例:
gemini-test
) - フォルダを開き、上部の「パス(アドレスバー)」をコピー
- PowerShellに戻り、以下のように入力:
cd "コピーしたフォルダのパス"
例:
cd "C:\Users\あなたの名前\Desktop\gemini-test"
ステップ⑤:プロンプト入力でAIが自動操作!
Gemini CLIを起動した状態で、次のように指示を入力してみましょう。
ポートフォリオ用のシンプルなHTMLサイトを作って
すると、AIが自動でファイルを作成してくれます。
ステップ⑥:変更確認画面が出たら…
AIがファイルを削除・変更・インストールしようとする際、次のような選択肢が表示されます:
Always
: 毎回聞かずにすべてOKにするOnce
: その1回だけ実行Escape
: キャンセル
初心者の方は Once
を選ぶのがおすすめです。
ステップ⑦:生成されたファイルを開いてみよう
「フォルダにHTMLファイルが作られた」などの表示が出たら、実際にエクスプローラーでフォルダを開いてみましょう。
中には自動生成されたHTMLファイルや画像フォルダが入っているはずです!
【注意点まとめ】AIに全自動で任せる時代のリスクと対策
- AIは削除・上書きなどの強力な操作もできてしまうため、誤操作に注意
- 作業フォルダを分けて使うことで、最悪の事態を防げる
- 最初のうちは「Once確認」設定にして、AIの動作を把握するのが安全
まとめ|今後のAI活用の第一歩に!
Google Gemini CLIは、「黒い画面が苦手」な人にこそおすすめです。
なぜなら、難しい操作やコマンドをAIが代わりにやってくれるからです。
今後は、Excelやファイル管理、Web開発などもAIが自動で行う時代。
Gemini CLIを触ってみることが、その第一歩になります。