AppSheetでは、最新のデータを常に上に表示させたいというニーズがよくあります。特に「更新日」で並び替えることで、変更されたばかりのレコードをすぐに確認できるようになります。この記事では、AppSheetアプリ内で「更新日」列を基準に降順で並び替える方法を、わかりやすくステップごとに解説します。
AppSheetで並び替えが必要な理由とは?
AppSheetはデータの自動取得と表示に優れていますが、デフォルトでは並び順が設定されていないことも多いです。そのため、「最近更新したデータが下の方に表示されて探しにくい」といった問題が起こります。
そこで、「更新日」列を基準にして降順(新しい順)に並び替えることで、使いやすいアプリに改善できます。

UXビューでの並び替え設定手順 [UX] → [Views] を開く
まず、AppSheetのエディタにアクセスします。
左側のメニューから「UX」を選択し、並び替えを適用したい対象のビュー(例:一覧表示ビューなど)をクリックします。
[2] 「Sort by」設定を追加する
画面を下にスクロールして「Sort by」というセクションを見つけます。
ドロップダウンリストから「更新日」列を選び、並び順を「Descending(降順)」に設定しましょう。
Sort by: [更新日] ↓ Descending

これで、更新日が新しいデータから順に表示されるようになります。
[3] 保存して反映を確認
右上の「Save」ボタンをクリックして、設定を保存します。
その後、プレビューまたは実際のアプリ上で並び順が正しく反映されているか確認しましょう。
注意点と補足
- 「更新日」列は、Date型またはDateTime型またはChangeTimestamp型である必要があります。
- 「スライス(Slice)」を使っている場合、スライス側にも同様に並び替え設定を入れる必要があります。
- 自動で「更新日」が記録されるようにするには、「Auto compute」設定なども活用すると便利です。
ChangeTimestampの例:Columnsに更新を取得したい列を指定します。全部の列の場合は、すべての列を指定します。

よくある質問
Q. Sort byが表示されないのはなぜ?
→ Viewの種類によっては非対応のケースもあります。TableまたはDeckビューが対象です。
Q. 並び替え後、保存しても反映されない?
→ キャッシュが残っている可能性があります。ブラウザをリロードするか、一度別のページを表示してから戻ってみましょう。
まとめ
AppSheetで「更新日」基準の並び替えを設定することで、使いやすさが大幅に向上します。
とくに業務アプリや日報アプリなど、新しい情報をすぐに確認したいシーンでは、今回の方法がとても役立ちます。

ぜひ、アプリ改善の一手として取り入れてみてください。