text-decorationとは?
text-decoration
は、CSSのプロパティの一つであり、テキストの装飾や線の追加に使用されます。このプロパティは、テキストに下線、上線、取り消し線、およびその他の線を追加するために利用されます。
text-decoration
プロパティには、以下の値を指定することができます:
none
: 何も装飾を追加しません。underline
: テキストの下に下線を追加します。overline
: テキストの上に上線を追加します。line-through
: テキストの中央を通る取り消し線を追加します。blink
: テキストが点滅するアニメーションを追加します(一部のブラウザではサポートされていません)。
取り消し線を付ける(line-through)
取り消し線の色を変更するには「text-decoration: line-through」が使えます。
<style>
.strikethrough {
text-decoration: line-through;
text-decoration-color: red; /* 取り消し線の色を赤に変更 */
}
</style>
<p>このテキストは<span class="strikethrough">取り消し線</span>が付いています</p>
このテキストは取り消し線が付いています
この例では、取り消し線の色を赤に変更していますが、他の色を指定することもできます。例えば、色の名前(”red”や”blue”など)やRGB値(”rgb(255, 0, 0)”など)、カラーコード(#ff00000)を使用することもできます。
下線を付ける(underline)
下線を付けるには、text-decoration
プロパティのunderlineを使用します。以下に、下線を付けるためのCSSコードの例を示します。
<style>
.under {
text-decoration: underline;
}
</style>
<p>このテキストには<span class="under">下線</span>が付いています</p>
このテキストには下線が付いています
上線を付ける(overline)
上線を付けるには、text-decoration
プロパティの値としてoverline
を指定します。以下に、上線を付けるためのCSSコードの例を示します。
<style>
.overline {
text-decoration: overline;
}
</style>
<p>このテキストには<span class="overline">上線</span>が付いています</p>
このテキストには上線が付いています
まとめ
これらの値は、text-decoration
プロパティの単独の値として使用されることもありますが、text-decoration
プロパティは複数の値を組み合わせることもできます。たとえば、underline line-through
と指定することで、テキストに下線と取り消し線の両方を追加することもできます。
注意点として、text-decoration-colorプロパティは一部のブラウザでサポートされていない場合があります。その場合、他の方法(例:テキストに対して独自のスタイルを適用する)を使用する必要があります。