UNIQUEID関数
UNIQUEID関数は、主にデータベースやスプレッドシートで一意の識別子を生成するために使用されます。特に、AppSheetやSASなどのプラットフォームで広く利用されています。
例:
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UUID(Universally Unique Identifier、汎用一意識別子)とは?
UUID(Universally Unique Identifier、汎用一意識別子)は、ソフトウェアやシステム内でオブジェクトを一意に識別するための識別子です。UUIDは128ビットの数値で、通常は16進数で表現され、ハイフンで区切られた5つのグループ(8-4-4-4-12)の形式で表示されます。例えば、550e8400-e29b-41d4-a716-446655440000
のような形式です。
UUIDの特徴と利用方法
- 一意性: UUIDは非常に大きな数値空間を持つため、重複する可能性が極めて低いです。これにより、分散システムや分散データベースでの識別子として非常に有用です。
- 生成方法: UUIDは、時間やランダム数、ハードウェアのアドレスなどを基に生成されます。これにより、同じアルゴリズムを使用しても他のシステムで生成されたUUIDと重複する可能性がほぼありません。
- バリアントとバージョン: UUIDには複数のバリアントとバージョンが存在し、それぞれ異なる生成方法や用途に応じた仕様があります。例えば、バージョン1はタイムスタンプとMACアドレスを基に生成され、バージョン4は完全にランダムな値を基に生成されます
Google Apps ScriptでのUNIQUEID関数
Google Apps Scriptを使用してスプレッドシートで一意のIDを生成することも可能です。例えば、AppSheetのデータソースとしてスプレッドシートを使用する場合、事前にIDを生成しておくことができます。
サンプルコード:
function generateUniqueID() {
var sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
var lastRow = sheet.getLastRow();
var uniqueID = Utilities.getUuid(); // UUIDを生成
sheet.getRange(lastRow + 1, 1).setValue(uniqueID); // 新しい行にIDを設定
}
まとめ
UNIQUEID関数は、データベースやスプレッドシートで一意の識別子を生成するために非常に便利なツールです。AppSheetやSAS、Google Apps Scriptなど、多くのプラットフォームで利用可能であり、データの一貫性と正確性を保つために役立ちます。