Clicky

PythonでのWebアプリ開発に使うべきはどっち?FlaskとDjangoの違いと選び方

Python(パイソン)
Python(パイソン)
この記事は約3分で読めます。

※記事中に広告情報を含みます。

スキルを手に入れた時、人は強くなれる。
Youtubeでスキルアップを始める 電子書籍でスキルアップを始める
\ワードプレスのスキルアップはこちら!/ WordPress入門読本

PythonでWebアプリを作るとき、多くの人が「Flask」と「Django」のどちらを使うべきか悩みます。
どちらも人気のフレームワークですが、特徴や向いている用途が異なります。この記事では、それぞれの違いと選び方についてわかりやすく解説します。

Flaskとは?シンプルで柔軟なマイクロフレームワーク

Flaskは軽量かつ柔軟なWebフレームワークです。
最小限の機能からスタートでき、自分で必要な機能を後から追加していくスタイルが特徴です。

Flaskの特徴

  • シンプルな構造で学習コストが低い
  • 必要な機能だけをインストールして構築可能
  • 小規模なプロジェクトやプロトタイプに最適
  • 拡張機能(Flask-Login、Flask-WTFなど)を使って柔軟に拡張できる

Flaskの向いているケース

  • 個人での学習・開発
  • 小規模なWebサービス
  • 既存のライブラリを自由に組み合わせたいとき

Djangoとは?機能が充実したフルスタックフレームワーク

Djangoは「バッテリー付き(Batteries included)」の思想をもとに、最初から多くの機能が揃っているフレームワークです。
セキュリティや管理画面などが標準で用意されており、企業の本格的なWebサービスにも多く採用されています。

Djangoの特徴

  • 認証、管理画面、フォーム処理などの機能が標準搭載
  • データベースとの連携がしやすく、ORM(Object Relational Mapper)も強力
  • プロジェクトの構成が明確で、大規模開発にも対応しやすい
  • セキュリティ対策が標準で整備されている

Djangoの向いているケース

  • 中〜大規模のWebアプリケーション
  • チームでの開発
  • 開発スピードと保守性を重視したいプロジェクト

FlaskとDjangoの比較表

項目FlaskDjango
フレームワークのタイプマイクロフレームワークフルスタックフレームワーク
機能の充実度必要なものを追加する必要がある最初から多くの機能が含まれている
学習のしやすさシンプルで習得しやすい構成が複雑なため、やや難易度が高め
開発スピード柔軟性があるが、構築に工夫が必要規約に沿えばすぐに形になる
向いている開発規模小規模、個人開発中〜大規模、チーム開発

結局どっちを選べばいい?選び方のポイント

  • まずは学習目的で始めたいならFlask
    コード量が少なく、すぐに動くアプリを作れるので初心者におすすめです。
  • 本格的なサービスをチームで開発したいならDjango
    管理画面や認証機能が標準で揃っているため、開発の手間を省くことができます。
  • とにかく柔軟な構成を好むならFlask
    自由度が高く、自分好みのアーキテクチャを追求できます。
  • 短期間で形にして公開したいならDjango
    初期構築からデプロイまでの流れが整っているため、スピーディーに公開可能です。

まとめ

PythonでのWebアプリ開発にはFlaskとDjangoという2つの強力な選択肢があります。
どちらを選ぶかは、開発の目的・規模・チーム構成によって変わります。

まずはFlaskで基本を学び、必要に応じてDjangoにステップアップするという方法も有効です。
自分のプロジェクトに最適なフレームワークを選び、効率的な開発を進めていきましょう。