GOOGLEFINANCE 関数は、Google Finance から様々な金融情報を取得できる便利な関数です。この関数を使えば、リアルタイムの為替レートを取得し、異なる通貨を日本円に換算することができます。
リアルタイムの為替レートの取得
例えば、米ドル(USD)と日本円(JPY)の為替レートを取得したい場合は、以下の数式を使います。
=GOOGLEFINANCE("CURRENCY:USDJPY")
この数式は、現在の USD/JPY の為替レートを返します。
他の通貨の為替レートを取得:
- ユーロ(EUR)やオーストラリアドル(AUD)など、他の通貨の為替レートも同様に取得できます。通貨コードを適切に変更してください。
- 例:
=GOOGLEFINANCE("CURRENCY:EURJPY")
(ユーロ/円) - 例:
=GOOGLEFINANCE("CURRENCY:AUDJPY")
(豪ドル/円)
日本円への換算
- 為替レートを取得: 上記の方法で、目的の通貨ペアの為替レートを取得します。
- 換算したい金額を準備: 別のセルに、日本円に換算したい金額を入力します。
- 計算式を作成: 為替レートを取得したセルと、換算したい金額を入力したセルを参照して、掛け算の計算式を作成します。
例えば、セル B2 に為替レート、セル C2 に換算したい金額(米ドル)が入力されている場合、セル D2 に =B2*C2
と入力すれば、日本円での金額が計算されます。
応用
- 為替レートの変動をグラフで表示したり、複数の通貨をまとめて換算するシートを作成したりすることも可能です。
- GOOGLEFINANCE 関数は、株価や市場データなどの取得にも利用できます。
注意点
- GOOGLEFINANCE 関数は、リアルタイムの情報を取得しますが、最大20分の遅延が発生する可能性があります。
- 為替レートは常に変動するため、取得したレートはあくまで参考値として利用してください。
まとめ
上記の説明を参考に、Google スプレッドシートで GOOGLEFINANCE 関数を利用して、様々な通貨を日本円に換算することができます。