Clicky

【GAS】Googleフォームの回答をリアルタイムにWeb表示する仕組みを作る(Part3)

GAS(GoogleAppsScript)
GAS(GoogleAppsScript)
この記事は約3分で読めます。

※記事中に広告情報を含みます。

スキルを手に入れた時、人は強くなれる。
Youtubeでスキルアップを始める 電子書籍でスキルアップを始める
\ワードプレスのスキルアップはこちら!/ WordPress入門読本

第2章でコードの仕組みを学びました。ここからは、実際にそのコードを「Webアプリ」として公開する手順と、発展的な活用方法を解説します。


公開手順(デプロイ方法)

  1. スプレッドシートからGASを開く
    • メニューから「拡張機能 > Apps Script」を選択。
  2. コードを貼り付ける
    • コード.gsgetSurveyData()doGet() を記述。
    • プロジェクトに index.html を追加し、HTMLコードを貼る。
  3. Webアプリとしてデプロイ
    • メニューから「デプロイ > 新しいデプロイ」を選択。
    • 種類で「Webアプリ」を選択。
    • 「アクセスできるユーザー」を「全員」に設定。
  4. 公開URLを確認
    • デプロイ後に表示されるURLにアクセスすると、アンケート結果がWeb画面に表示される。
    • このURLを共有すれば誰でも閲覧可能。

公開後の使い方

  • フォーム回答が追加されると5秒以内に画面に反映される
  • 最新10件だけ表示する設定なので、古い回答が多くても見やすい
  • スマホからもアクセス可能なため、参加者自身が一覧を見ることもできる

応用の方向性

今回のコードはあくまで「回答一覧表示」に特化しています。
少し工夫することで、さらに便利な仕組みに発展させられます。

1. グラフ化

  • Chart.js を組み合わせれば、棒グラフや円グラフで統計表示可能。
  • 例:人気のラーメンスープ種類ランキングを即座に可視化。

2. デザイン強化

  • CSSフレームワーク(BootstrapやMaterial Design Lite) を導入すれば、より洗練されたUIに。
  • 回答カードにアイコンや色をつけると直感的に見やすくなる。

3. 集計・分析

  • 回答数の合計を表示
  • キーワード出現回数をカウントしてランキング表示
  • 特定条件のフィルタリング(例:「麺の硬さ=かため」だけ抽出)

利用シーンの具体例

  • イベント会場の大型スクリーン
    来場者のリアルタイム投票結果を表示
  • 企業の社内会議
    議題に対する社員アンケートを即反映し、その場で議論を深める
  • 学校の授業
    生徒の意見をリアルタイムに見せて双方向的な授業に活用

まとめ

第3章では、Webアプリとして公開する方法と応用のアイデアを紹介しました。

  • 公開手順を踏めば誰でもアクセスできるリアルタイム回答ページが完成
  • 応用すれば、グラフ化・集計・デザイン改善などに発展可能
  • 利用シーンはイベントや会議、教育現場など幅広い

この仕組みを導入することで、Googleフォームは単なるアンケート収集ツールから、リアルタイムに「場を動かす」ツールへと進化します。