GA4は基本的に全て「イベント」で計測されることになりましたが、初期作成時点で自動収集されるイベントがいくつかあります。「拡張計測機能」と呼ばれるイベントです。
自動収集イベントは、アプリまたはサイトのいずれか(下表のイベント名の下に示されているとおり)で基本的な操作を行うとトリガーされます。
https://support.google.com/analytics/answer/9234069
自動で計測されるイベント一覧(拡張計測機能)
下記のイベントが拡張計測機能で自動計測されます。
- page_view(ページビュー数)
- first_visit(初回訪問)
- session_start(セッション開始)
- scroll(スクロール)※ページの90%までスクロール
- click(クリック数)※外部リンクをクリック
- view_search_result(サイト内検索)
- file_download(ファイルのダウンロード)
ページビュー数(page_view)
ページが読み込まれるたび、またはウェブサイトによりブラウザの履歴の状態が変更されるたびに、ページビュー イベントを記録します。
ブラウザの履歴に基づくイベントは、詳細設定から任意で無効にできます。
page_location(ページの URL)、page_referrer(前のページの URL)
[rml_read_more]
スクロール数(scroll)
ページの一番下までスクロールされるたびに、スクロール イベントを記録します。
※パラメータは収集されません
離脱クリック(click)
ユーザーが現在のドメインから移動するリンクをクリックするたびに記録されます。
link_classes、link_domain、link_id、link_url、outbound(ブール値)
サイト内検索(view_search_results)
ユーザーがサイト上で検索を行うたびに、(クエリ パラメータに基づいて)検索結果の表示イベントを記録します。デフォルトでは、よく使用される検索クエリ パラメータが URL に含まれるページが読み込まれると、検索結果イベントが配信されます。
▼URL に次の 5 つのパラメータのいずれかが含まれているかどうかに基づいてイベントが記録されます。
q、s、search、query、keyword
「search_term」と、必要に応じて「q_」( が、詳細設定で収集するよう指定している追加のクエリ パラメータに一致する場合
動画エンゲージメント(video_start、video_progress、video_complete)
JavaScript API サポートが有効になっている埋め込み動画では、次のイベントが記録されます。代表的なものに「Youtube」があります。
video_start: 動画の再生が開始されたとき
video_progress: 動画が再生時間の 10%、25%、50%、75% 以降まで進んだとき
video_complete: 動画が終了したとき
video_current_time、video_duration、video_percent、video_provider、video_title、video_url、visible(ブール値)
ファイルのダウンロード(file_download)
ユーザーが次のタイプの(一般的なファイル拡張子の)ファイルに移動するリンクをクリックすると記録されます。
- ドキュメント
- テキスト
- 実行可能
- プレゼンテーション
- 圧縮ファイル
- 動画
- 音声
file_extension、file_name link_classes、link_domain、link_id、link_text、link_url
まとめ
GA4では「拡張計測機能」によっていくつかのイベントが自動収集されます。
次回は、イベントの作り方などについてご紹介していきたいと思います😃
ご参考ください😃