スプレッドシートのUNIQUE関数は、特定の範囲内で重複する値を削除して、一意の値のみを抽出することができる便利な関数です。この関数はデータの重複を探して除去し、データ分析やリストの整理に非常に便利です。
UNIQUE関数の基本的な使い方
UNIQUE関数の基本構造は以下の通りです。
=UNIQUE(範囲)
ここで、「範囲」は一意の値を抽出したいセルの範囲を指します。
UNIQUE関数の使用例
たとえば、A列に以下のようなデータがあるとします。
A
1 りんご
2 みかん
3 りんご
4 バナナ
5 みかん
このデータから重複を削除して一意のリストを生成したい場合、次の式を使用します。
=UNIQUE(A1:A5)
この式をスプレッドシートに入力すると、以下のような結果が得られます。
りんご
みかん
バナナ
UNIQUE関数の使用例2
例えば、以下のような表があったとします。
品名を重複を取り除いて一覧表示したい場合に、次のように指定します。
=UNIQUE(C2:C)
関数が入ったセルに品名一覧が重複を除いて表示されました。
UNIQUE関数の応用
UNIQUE関数は、単一列だけでなく、複数列の範囲にも適用することができます。これにより、複数の列にまたがるデータの重複を効果的に取り除くことができます。
複数列の例:
A列とB列にわたるデータから重複を削除するには、次のようにします。
=UNIQUE(C2:D)
そうすると、「重複を取り除いた組み合わせが」表示されました。
まとめ
この機能を使えば、データの重複を素早く簡単に削除し、データの整理と分析を行うことができます。また、UNIQUE関数を使うことで、データ入力時のミスや重複を発見しやすくなります。