売り方を変えると、サービスは売れる。
マーケティングでは有名な考え方ですが、「同じ商品でも、売り方や売り場を変えることで、売れるようになる。」というもの。
皆さんおそらく知っているであろう「Instagram(インスタグラム)」も、この「売り方を変えたことで売れたプロダクト」のひとつといえます。
Instagramの例
Instagram(インスタグラム)の前身でもあるプロトタイプ「Burbn」という名のアプリをご存知でしょうか?おそらく知らない方も多いかと思います(お粗末ながら私も全く知りませんでした・・・)。
2010年3月5日、シストロムはベースライン・ヴェンチャーズとアンドリーセン・ホロウィッツの2社からの元手資本としての財政支援、50万ドルの資金調達を終えた。当時シストロムはHTML5チェックインアプリの Burbn に取り組んでいた。
https://en.wikipedia.org/wiki/Instagram
Burbnは「ソーシャルチェックイン機能」に重点を置いた、現在地共有×写真共有アプリです。
しかし、当初はサービスがあまり受け入れられておらず、ユーザーがなかなか増えずに困っていたようです。
そんな中、データの分析をしている時に、一部のヘビーユーザーが「位置情報を共有するよりも写真を友人や知人と共有することに魅力を感じているようだ」ということに気付いたそうです。
Burbnという「写真も共有できる位置情報アプリ」から、「位置情報も共有できる写真投稿SNS」にしよう、という発想に転換したのです。
そうです。これこそが、Instagram(インスタグラム)誕生のお話です。
売り方を変えたことで、爆発的なブームに。
2010年10月6日、AppleのApp Storeに登場したインスタグラムは、同年12月までに100万人の登録ユーザを獲得しました。
登録ユーザ数は翌2011年6月までに500万人を突破し、同年9月までには1000万人に達しました。なんとリリースから1年以内に・・・。驚異的です。
そして、とんでもないビッグニュースが訪れます。
2012年4月、FacebookがInstagramを10億ドルで買収することが発表された。
ここからは、皆さんがご存知のInstagram(インスタグラム)というサービスへと成長を続けて、今に至る・・・ということになります。
まとめ
「BurbnからInstagram(インスタグラム)」のように、売り方やターゲティングを変えるだけでサービスがヒットする、ということは往々にしてあります。
今提供しているサービスや商品が思ったようにヒットしない…というときには、ぜひ「売り方や売り場を変えてみる」という考え方を持ってみると良いかもしれません。
ご参考ください😃
こちらもオススメです
マーケティングについて興味がある方は、ぜひこちらの本もご参考ください😃↓勉強になります。
なんで、その価格で売れちゃうの? 行動経済学でわかる「値づけの科学」 (PHP新書) Kindle版
値下げしたのに儲かり、値上げしたのに爆売れする。本書は、その驚きのカラクリを行動経済学とマーケティング理論で解き明かす。ニトリ、激安の行列ミシュランレストラン、洋服の定額借り放題サービスetc。売れる値づけの裏には「ついお金を払いたくなる」仕掛けが存在する。売れなかったモノが売れるようになり、場当たり的に値下げ・値上げをしなくとも良くなる…そのために必要なのは、人の心を動かすメカニズムを知ることだ。マーケティング戦略をわかりやすく解説してくれることで定評のあるベストセラー著者がしるす、売上に悩むすべての人に役立つ1冊。