GASで文字起こしする方法(Whisper API/writeout.ai/Speech-to-Text)

Google Apps Script (GAS) を使って Whisperなどの文字起こし機能を活用する方法です。

Google Sheets と OpenAI API の連携

Google Sheets 上でカスタム関数を作成し、OpenAI の Whisper API を呼び出すことができます。

1. Google Sheets で新しいスプレッドシートを作成
2. 拡張機能 > Apps Script を選択
3. 以下のようなコードを記述:

function WHISPER(url, language) {
  const apiKey = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('config').getRange('A1').getValue();
  const options = {
    'method': 'post',
    'headers': {
      'Authorization': 'Bearer ' + apiKey,
      'Content-Type': 'application/json'
    },
    'payload': JSON.stringify({
      'file': url,
      'model': 'whisper-1',
      'language': language
    })
  };
  
  const response = UrlFetchApp.fetch('https://api.openai.com/v1/audio/transcriptions', options);
  const json = JSON.parse(response.getContentText());
  return json.text;
}

4. API キーを保存するための ‘config’ シートを作成し、A1 セルに OpenAI の API キーを入力
5. 別のシートで =WHISPER(音声ファイルのURL, "言語コード") と入力して使用

APIのCreditが$0になった場合はAPIが実行できないので、チャージが必要です。

API キーは不正利用や高額課金の可能性があるので、取り扱いにはくれぐれも注意ください。

外部サービスの利用(writeout.ai)

GAS から Whisper を実行できる外部サービスを利用する方法もあります。

例えば、writeout.ai というサービスを使用すると、GAS から API を呼び出して文字起こしを行えます。

Google Cloud Speech-to-Text API の利用

Google 提供の音声認識 API 、Speech-to-Textを使用することも可能です。これは GAS と直接統合できるため、より簡単に実装できます。

まとめ

いずれの方法も、GAS 環境の制限を考慮しつつ、外部サービスや API を活用して文字起こし機能を実現します。選択する方法は、必要な精度、処理速度、コスト、実装の容易さなどを考慮して決定するとよいでしょう。