動画編集をしている時に、課題となる点のひとつが「プレビュー画面がカクカク」したり「プレビュー画面が固まって動かない」…というケースです。
これを解決する方法のひとつが「レンダリング」です。
レンダリングとは?
「レンダリング」という用語は、入力情報から画像を生成する処理を意味しますが、Premiere Pro では、デコードされたソースメディアのクリップからシーケンス内にフレームを生成すること、また、シーケンスに適合させるための変換・変形処理や、クリップに適用されたエフェクトなどのことを指します。
https://helpx.adobe.com/jp/premiere-pro/kb/cpsid_89412.html
レンダリングとは?簡単に要約すると「レンダリングすることで編集データを作成して編集中のプレビューのカクカクが減る」という処理です。動画データを取り込んだ後にレンダリングしておくことで、プレビューがスムーズに表示されやすくなります。
タイムラインのカラーバー(赤、黄、緑)の色の意味は?
Adobe Premiere Pro では、タイムラインパネル上部の時間スケール(タイムラインルーラー)に、カラーバー(赤、黄、緑)が表示されます。これらのカラーバーは、レンダリングバーと呼ばれます。
https://helpx.adobe.com/jp/premiere-pro/kb/cpsid_89412.html
クリップの内容 | 高速処理 | ソフトウェアのみ |
AVCHD など特別な処理が必要なコーデック | 黄 | 黄 |
ピクセル縦横比、フレームレート、フィールド設定などがシーケンス設定と一致していない | 黄 | 赤 |
ビデオエフェクトまたはトランジションが適用されているクリップ | - | 赤 |
CUDA アクセラレーションを使用するビデオエフェクトまたはトランジションが適用されているクリップ * | 黄 | - |
CUDA アクセラレーションを使用しないビデオエフェクトまたはトランジションが適用されているクリップ ** | 赤 | - |
「Mercury Playback Engine」の設定によって色の意味が異なるようですが、大まかに「赤」→「黄」→「緑」と進むにつれて、編集がなめらかになっていきます。
レンダリングの方法
PremiereProでのレンダリング方法はいくつかあります。
基本はこの方法だけ抑えておけば大丈夫かと思いますが、まずはレンダリングしたい範囲にイン・アウトを設定します。もしシーケンス全体をレンダリングする場合はイン・アウトの設定は不要です。
あとは「シーケンス」>「インからアウトをレンダリング」を選択します。
あとは待つだけです。
レンダリングが終わると、タイムラインの上部の色が変わっています。
まとめ
レンダリングしておくことで、編集のプレビュー画面もスムーズに再生されて、編集の効率が上がります。ただしレンダリングには時間が掛かりますので、時間の空いた時に事前にレンダリングをしておくなど、工夫しましょう。
ご参考ください😃