Google検索においてサイトマップを準備して送信することはSEO対策の中でも重要な施策のひとつですが、今回はサイトマップとは?使い方や作成方法を解説します。
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サイトマップ(sitemap.xml)とは?
サイトマップは、ウェブサイトにあるすべてのページをリストアップするXMLファイルです。XMLは、Web上の情報を交換するための標準的な形式の一つであり、テキストベースで、構造化されたデータを記述することができます。
サイトマップには、ウェブサイトのページの階層構造、優先度、更新頻度、最終更新日などの情報を含めることができます。これにより、検索エンジンがよりスマートにサイトをクロールし、より迅速に新しいコンテンツを発見することができます。
サイトマップは、大きなウェブサイトや複雑なウェブサイトの所有者にとって特に重要です。これらの場合、検索エンジンがすべてのページを見つけるのが困難になる場合があります。サイトマップを提供することで、検索エンジンはすべてのページを網羅することができます。
サイトマップのサンプル
サイトマップのサンプルは、以下のようになります。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
<url>
<loc>https://example.com/</loc>
<lastmod>2022-03-28T11:24:00+00:00</lastmod>
<changefreq>daily</changefreq>
<priority>1.0</priority>
</url>
<url>
<loc>https://example.com/about-us</loc>
<lastmod>2022-03-28T11:24:00+00:00</lastmod>
<changefreq>monthly</changefreq>
<priority>0.8</priority>
</url>
<url>
<loc>https://example.com/products</loc>
<lastmod>2022-03-28T11:24:00+00:00</lastmod>
<changefreq>weekly</changefreq>
<priority>0.7</priority>
</url>
<url>
<loc>https://example.com/contact-us</loc>
<lastmod>2022-03-28T11:24:00+00:00</lastmod>
<changefreq>yearly</changefreq>
<priority>0.6</priority>
</url>
</urlset>
このサイトマップは、XML形式で記述されており、4つのURLを含んでいます。それぞれのURLには、<loc>タグでURLが指定されています。また、<lastmod>タグで最終更新日時、<changefreq>タグで更新頻度、<priority>タグでページの重要度が指定されています。
サイトマップの利点
サイトマップには以下のような利点があります。
クロールの改善:サイトマップを提供することで、検索エンジンはすべてのページを網羅的にクロールすることができます。これにより、ページのインデックスが改善され、ウェブサイトの検索エンジンでの表示が向上します。
新しいページの発見:新しいページを作成した場合、サイトマップに追加することで、検索エンジンがより迅速に新しいページを発見し、インデックスに追加することができます。
ランキングの改善:サイトマップを提供することで、ウェブサイトのランキングを向上させることができます。検索エンジンは、サイトマップに記載された情報を使用して、ウェブサイトの重要度を判断するため、サイトマップに適切な情報を提供することが重要です。
クロールエラーの特定:サイトマップを提供することで、検索エンジンはウェブサイト内の問題をより早く特定することができます。サイトマップを使用して、検索エンジンがアクセスできないページを特定することができ、修正することでウェブサイトのインデックス状況を改善することができます。
検索結果の改善:サイトマップを提供することで、検索エンジンがより正確な検索結果を提供することができます。サイトマップに記載された情報を使用して、検索エンジンはより正確にページの内容を判断し、ユーザーに適切な検索結果を提供することができます。
サイトマップの作成と設定方法
サイトマップは、ウェブサイトのルートディレクトリに配置する必要があります。また、サイトマップのURLをSearch Consoleに送信することができます。これにより、検索エンジンはサイトマップをすばやく検出することができます。
WordPressでクローラー用のサイトマップを作成するには、以下のような方法があります。
[rml_read_more]
- Yoast SEOプラグインをインストールする Yoast SEOプラグインをインストールし、有効化します。Yoast SEOは、SEOの最適化に役立つ機能を多数備えているため、多くのWordPressユーザーに使用されています。
- XMLサイトマップを有効にする Yoast SEOのダッシュボードに移動し、「XMLサイトマップ」をクリックします。XMLサイトマップが無効になっている場合は、有効にします。
- XMLサイトマップをカスタマイズする Yoast SEOのXMLサイトマップの設定ページに移動し、サイトマップをカスタマイズします。一般的なカスタマイズは、サイト内のすべてのページを含むようにすることです。この設定は、XMLサイトマップの生成方法によって異なる場合があります。
- XMLサイトマップを生成する Yoast SEOのXMLサイトマップの設定ページで、「XMLサイトマップを生成する」ボタンをクリックします。これにより、XMLサイトマップが自動的に生成されます。
- サイトマップをGoogle Search Consoleに提出する 最後に、生成したXMLサイトマップをGoogle Search Consoleに提出します。Google Search Consoleは、Googleにサイトをインデックスしてもらうために必要なツールです。サイトマップの提出方法は、Google Search Consoleのヘルプに詳細が記載されています。
以上の手順に従って、WordPressでクローラー用のサイトマップを作成することができます。サーチコンソールのサイトからサイトマップのファイルの場所を指定し送信することで、クローラーがサイトをキャッチしてくれるようになります。
まとめ
サイトマップはウェブサイト内のページ情報を提供するためのファイルであり、検索エンジンにとって重要な役割を担っています。
サイトマップは、SEOの観点からも重要です。ウェブサイトのランキングを向上させるために、サイトマップを作成し、送信することをお勧めします。