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GA4のエンゲージメント時間とは?滞在時間との違いと活用術

Googleアナリティクス(GA4)
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GA4(Googleアナリティクス4)に移行後、従来の「平均滞在時間」が見当たらず戸惑っていませんか?代わりに登場した「エンゲージメント時間」は、ユーザーが実際にサイトを見ていた時間をより正確に示す重要な指標です。本記事では、エンゲージメント時間の定義から、滞在時間との決定的な違い、そして2025年最新の分析活用法までを分かりやすく解説します。

GA4のエンゲージメント時間とは?定義と仕組み|ユーザーが実際にサイトを見ていた時間

エンゲージメント時間とは、簡単に言えば「ユーザーが画面をアクティブに表示していた時間」のことです。

以前のユニバーサルアナリティクス(UA)では、単にページを開いてからの経過時間を計測していました。しかしGA4では、ブラウザのタブが最前面にあり、ユーザーが画面を見ている状態(フォアグラウンド)のみを計測対象とします。

計測が開始・停止される具体的なタイミング

GA4は、ユーザーの操作に合わせて時間を細かく計測します。計測が始まるのは、ユーザーがページにアクセスし、そのページが画面の最前面に表示された瞬間です。

反対に、ユーザーが別のタブに切り替えたり、ブラウザを最小化したりして画面が裏側に回ると、計測は一時停止します。再び画面に戻ってくると計測が再開される仕組みです。

これにより、「ページを開いたまま放置」している時間は除外され、実態に近い閲覧時間が把握できます。

従来の「滞在時間」と何が違うのか?直帰セッションの計測方法の違い

最も大きな違いは、1ページしか見ずに離脱した「直帰セッション」の扱いです。

旧UAでは、次のページへの移動がない場合、滞在時間を「0秒」と記録するケースが多くありました。たとえその1ページを10分間熟読していたとしてもです。

GA4では、ページをスクロールしたり、動画を再生したりといった「エンゲージメント(有意義な操作)」があれば、その時間を正しく計測します。

バックグラウンド時の扱いの差

旧UAでは、ページを開いたまま別の作業をしていても、セッションが切れるまでは滞在時間に含まれていました。

GA4のエンゲージメント時間は、前述の通り画面がアクティブでない(バックグラウンドにある)時間はカウントしません。そのため、一般的に旧UAの滞在時間よりも、GA4のエンゲージメント時間の方が短くなる傾向があります。

これは数値が悪化したのではなく、より正確なデータになったと捉えるべきでしょう。

【2025年最新】エンゲージメント時間の平均と目安|業界別・デバイス別の傾向とデータ

「平均エンゲージメント時間」は、サイトの種類や目的によって大きく異なります。

例えば、ニュースサイトやブログ記事では、数十秒から数分程度が一般的です。一方、ECサイトの商品詳細ページや、情報量の多いBtoBサイトでは長くなる傾向があります。

2025年現在、モバイルデバイスでの閲覧が主流となり、短時間で情報を得ようとするユーザー行動が加速しています。そのため、PCよりもモバイルの方がエンゲージメント時間が短いケースが多く見られます。

自社サイトの適正値を見極めるポイント

他社の平均値はあくまで参考程度にとどめましょう。重要なのは、自社サイトの過去データとの比較や、ページごとの役割に応じた評価です。

  • 記事ページ: 長い方が熟読されている可能性が高い。
  • 問い合わせ完了ページ: 短い方がスムーズに完了できたと言える。

このように、ページの目的に合わせて「適正な時間」を定義することが大切です。

エンゲージメント時間を確認する方法(GA4画面)標準レポートでの確認手順

最も簡単に確認できるのは、GA4の標準レポートです。

  1. 左メニューの「レポート」をクリックします。
  2. 「エンゲージメント」>「ページとスクリーン」を選択します。

このレポート画面で、ページごとの「平均エンゲージメント時間」を確認できます。どのページがよく読まれ、どのページがすぐに離脱されているかを把握しましょう。

探索レポートで詳しく分析する方法

より深く分析したい場合は、「探索」機能を使います。

「自由形式」のレポートを作成し、行に「ページパスとスクリーンクラス」、値に「平均エンゲージメント時間」や「セッションあたりの平均エンゲージメント時間」を設定します。

これにより、特定のランディングページからの流入に絞ったり、デバイス別に時間を比較したりと、柔軟な分析が可能になります。

エンゲージメント時間を分析・改善に活かすコツ|ページごとの比較で課題を発見する

類似したコンテンツ間でエンゲージメント時間を比較してみましょう。

例えば、同じテーマのブログ記事A(3分)とB(1分)があったとします。Bの記事は、Aに比べて内容が薄いか、冒頭で読者の期待を裏切っている可能性があります。

時間が極端に短いページは、タイトルと内容の不一致や、ページの読み込み速度に問題がないか確認が必要です。

コンテンツの質を評価する指標として使う

エンゲージメント時間は、コンテンツの品質を測る重要なシグナルです。

時間が長いということは、それだけユーザーの興味を引きつけ、満足させている証拠です。エンゲージメント時間が長いページの要素を分析し、他のページ作成に活かしましょう。

逆に、重要なページで時間が短い場合は、図解を入れる、見出しを分かりやすくするなどの改善施策を検討してください。

まとめ

GA4のエンゲージメント時間は、ユーザーの実態を映し出す重要な指標です。

  1. エンゲージメント時間は「実際に画面を見ていた時間」のこと。
  2. 従来の滞在時間よりも正確で、直帰した場合も正しく計測される。
  3. 平均値にこだわらず、ページの目的に合わせて分析・改善に活かすことが重要。

まずは、自社サイトの主要なページで、現在の平均エンゲージメント時間がどれくらいかを確認することから始めてみましょう。