今回はドメイン設定の「Aレコード」について見ていきたいと思います。
Aレコードとは?
Aレコードとは、「特定のホスト名のIPアドレス(IPv4アドレス)」を定義するために使われます。IPv6の場合は「AAAAレコード」となっています。
Aレコード追加例↓
www.example.jp. IN A 198.51.100.0
このように記述することで、DNSサーバが「www.example.jp」のIPアドレスに問い合わせ「198.51.100.0」と回答してくれます。
Aレコード設定(お名前ドットコム)
お名前ドットコムでAレコードを設定してみます。
まず、ネームサーバーが指定の転送用ネームサーバーに指定されている必要があります。※お名前ドットコムのDNSレコード設定を利用する場合のネームサーバーはこちらです。
01.dnsv.jp
02.dnsv.jp
03.dnsv.jp
04.dnsv.jp
ただしネームサーバーの変更をすると、WEBサイトの表示やメールの送受信が出来なくなる可能性がありますので、くれぐれも慎重に行いましょう。今時点でWEBサイトは表示されているが変えていいのか良く分からないという場合は変更しないほうが無難です。
![](https://eguweb.jp/wp-content/uploads/スクリーンショット-2022-12-13-12.50.23-1024x638.jpg)
転送用ネームサーバーに指定しると、DNSレコードを設定できるようになります。
![](https://eguweb.jp/wp-content/uploads/スクリーンショット-2022-12-13-12.48.56-1024x298.jpg)
「DNSレコード設定を利用する」から設定できます。
A/AAAA/CNAME/MX/NS/TXT/SRV/DS/CAAレコードが設定できるようになっていますので、今回はAを指定します。
![](https://eguweb.jp/wp-content/uploads/スクリーンショット-2022-12-13-12.49.29-1024x513.jpg)
ホスト名の部分には、設定したいサブドメインを入力し、VALUEに指定されたIPアドレスを入力します。
![](https://eguweb.jp/wp-content/uploads/スクリーンショット-2022-12-13-12.50.03-1024x323.jpg)
あとは「追加」すると、指定されたホスト名(サブドメイン)にAレコードが追加されます。
![](https://eguweb.jp/wp-content/uploads/スクリーンショット-2022-12-13-12.50.09-1024x303.jpg)
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これで設定完了です。
![](https://eguweb.jp/wp-content/uploads/スクリーンショット-2022-12-13-12.51.03-1024x440.jpg)
その他のDNSレコード
その他にもDNSには様々なレコードがあります。
- 「CNAMEレコード」Aレコードで定義されているドメインとは別名で定義するレコード。
- 「MXレコード」メールの配送先を割り当てるレコード。
- 「TXTレコード」テキスト情報を定義するレコード。
- 「NSレコード」DNSサーバーを定義するレコード。
- 「ALIASレコード」別名を定義するレコード。
- 「SRVレコード」提供サービスの詳細情報を記述するためのレコード
- 「DSレコード」Delegation Signer。親のゾーンに設定される子のゾーンのDNSKEYリソースレコードを参照するためのリソースレコード。
- 「CAAレコード」登録されたドメイン名の証明書発行を許可する認証局(CA)を指定するリソースレコード。
まとめ
AレコードはDNSレコードの基本になりますので、抑えておきましょう。
続きは、また。