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【MXレコード】DNSレコードの基本|MX レコードの仕組みについて

Domain(ドメイン)
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MXレコードとは?

MXレコードは、電子メールを受け取るドメインのメールサーバーを特定するために使用されるDNS(Domain Name System)の一種です。メールを送信する際、送信元のメールサーバーは宛先のドメインのMXレコードを参照し、メールを受け取るべきメールサーバーの情報を取得します。

MXレコードには、以下のような情報が含まれます。

  1. ドメイン名:メールを受け取るドメイン名が指定されます。
  2. メールサーバーの優先度(priority):メールサーバーが複数ある場合、優先度が設定されます。優先度は数字で表され、数値が小さいほど優先度が高くなります。これにより、メールを受け取るべき優先度の高いサーバーから順に試みることができます。
  3. メールサーバーのドメイン名:メールを受け取るために使用される実際のメールサーバーのドメイン名が指定されます。

MXレコードは、ドメインのDNSレコードとして設定されます。ドメインのDNS管理者は、DNS設定のパネルを使用してMXレコードを作成・編集することができます。メールサーバーをホストしているプロバイダーまたはホスティング会社によって提供されるメールサーバーの設定に応じて、MXレコードを適切に構成する必要があります。

メール送信時、送信元のメールサーバーは宛先のドメインのMXレコードを参照し、優先度の低い順に試行してメールを配信します。つまり、最初に最も優先度の高いメールサーバーに対して配信を試みます。もし最初のメールサーバーへの配信が失敗した場合、次に優先度の低いメールサーバーに順に試行を行います。このようにして、メールは受信者のドメインに関連付けられたメールサーバーに届けられます。

具体的な設定例

MXレコードの具体的な設定方法は、ドメインのDNS管理パネルにアクセスし、MXレコードを作成または編集することで行います。

以下に一般的な手順を示しますが、ドメインのDNS管理者や使用しているDNSサービスプロバイダーのインターフェースによって異なる場合がありますので、実際の手順はサービスプロバイダーのドキュメントやサポートに従ってください。

ドメイン名TTLclassTYPE優先VALUE
@abc.example.com3600INMX1mx01.abc.example.com
@abc.example.com3600INMX10mx02.abc.example.com
example.com.3600INMX10mail1.example.com.
example.com.3600INMX10mail2.example.com.

これらの例では、example.comドメインに関連付けられたメールサーバーの情報がMXレコードによって指定されています。送信元のメールサーバーは、MXレコードの優先度に基づいて最初に優先度の高いメールサーバーにメールを送信し、必要に応じて優先度の低いメールサーバーに順に試行します。

DNSの変更は通常、数時間から最大48時間程度かかることがあります。MXレコードの変更が完全に反映されるまでには時間がかかるため、設定後に十分な待機時間を確保してください。

まとめ

MXレコードは電子メールの信頼性と可用性を向上させる重要な要素であり、適切な設定が必要です。メールサーバーの設定変更やメール配信のトラブルシューティングを行う場合には、MXレコードの確認と設定の適切性を確認することが重要です。

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