同じように聞こえる「戦略(せんりゃく)」と「戦術(せんじゅつ)」ですが、その意味には違いがあります。ビジネスやマーケティングを行う上でも必要な知識のひとつかと思いますので、ぜひ抑えておきましょう。
戦略(せんりゃく)とは?
戦略とは、読んで字のごとく「戦いを略すこと」を言います。よく「経営戦略」と言ったりしますが、その戦略という言葉のことです。
いかに戦わずして、目的を達成するか?ということです。例えば「仕事の自動化」などが最たる例にあたるかと思います。
戦術(せんじゅつ)とは?
戦術とは、「戦略を達成するために行われる具体的な手段・方法」のことを言います。
その目的や目標を達成するための具体的な作戦や、任務を達成するための具体的な方法という意味になります。どういった手段や方法でその成果を達成するのかという方法論です。
例えば、「クマに遭遇した時に戦える力」が戦術ということになります。「遭遇してしまったものは仕方がない、戦おう…」といった時に戦える力があるかどうか。
いざ戦いになった時に、どの技を使って戦えば良いのか、を考えて戦うことが戦術です。
戦略も戦術も両方必要
たしかに、戦略を上手くすれば戦術は磨かなくても良い…となるかもしれませんが、戦術は戦術として必要になってくるかと思います。
もし戦略を立てて進めているうちにクマに遭遇してしまったら、もはや戦うしかありません。
クマに遭遇した時に「よし、クマに遭遇しない戦略を考えよう。」と考え始めても・・・もはや無意味です。というより、早く目の前の状況をどうにかしないと、なす術がありません。あ、これが術(すべ)ですね。
その時に、戦う術(すべ)があるのかどうか?も重要かと思いますので、術は術で磨いていく必要があります。
まとめ
戦略とは「戦わない方法を考えること(戦いを略すこと)」
戦術とは「戦う時の術(すべ)」
ということになるかと思われます。
戦わない方法(戦略)も必要ですし、戦う術(すべ)も必要ですね!
どちらも磨いていきます!
ご参考ください😃