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 【資本準備金(しほんじゅんびきん)】純資産の勘定科目について|簿記3級

Boki(簿記)
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今回は、純資産の勘定科目「資本準備金(しほんじゅんびきん)」について見ていきます。

「資本準備金(しほんじゅんびきん)」とは?

「資本準備金(しほんじゅんびきん)」とは「会社が設立される際に出資者から調達する資金のうち、将来的な損失に備えるために、自己資本の一部を積み立てておく」金銭に使われる勘定科目です。増加した場合は「純資産」の科目となります。

「資本準備金」が増加したときは「貸方」に記載します。

「資本準備金」が減少したときは「借方」に記載します。

資本準備金(しほんじゅんびきん)の詳細

資本金とは、企業が設立された際に、株主から出資を受け取る金額のことを指します。資本準備金とは「資本剰余金」とよばれる種類のひとつで、なにかあったときのために会社に積立ができるお金です。

出資額の2分の1までを資本準備金として計上することが認められています。

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(資本金の額及び準備金の額)
第四百四十五条 株式会社の資本金の額は、この法律に別段の定めがある場合を除き、設立又は株式の発行に際して株主となる者が当該株式会社に対して払込み又は給付をした財産の額とする。
2 前項の払込み又は給付に係る額の二分の一を超えない額は、資本金として計上しないことができる
3 前項の規定により資本金として計上しないこととした額は、資本準備金として計上しなければならない
4 剰余金の配当をする場合には、株式会社は、法務省令で定めるところにより、当該剰余金の配当により減少する剰余金の額に十分の一を乗じて得た額を資本準備金又は利益準備金(以下「準備金」と総称する。)として計上しなければならない

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=417AC0000000086

また、株主の配当原資とできない点は注意が必要です。

資本準備金は、将来的な損失に備えるために企業が積み立てる自己資本の一部であり、企業の安定的な経営を支える重要な役割を果たしています。

  • 純資産
    • 資本金
    • 資本剰余金
      • 資本準備金
      • その他資本剰余金
    • 利益剰余金
      • 利益準備金
      • その他利益剰余金
        • 任意積立金
        • 繰越利益剰余金
  • 自己株式
  • 評価・換算差額等
  • 新株予約権

資本準備金(しほんじゅんびきん)の仕訳例

現金を元手に資本金300万円で会社を設立した。資本金を150万円とし、残りを資本準備金とした。

借方科目金額貸方科目金額
現金3,000,000資本金1,500,000
資本準備金1,500,000
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