今回は資産の勘定科目「仮払消費税(かりばらいしょうひぜい)」について。
仮払消費税(かりばらいしょうひぜい)とは?
「仮払消費税」とは、「仕入れや経費などの代金に対してかかる消費税」に対して使われる勘定科目です。
仮払消費税等は資産の科目となります。
「仮払消費税」が増加したときは「借方」に記載します。
「仮払消費税」が減少したときは「貸方」に記載します。
仮払消費税(かりばらいしょうひぜい)の詳細
仮払消費税は、税込経理方式を採用されている場合には使用されず、「税抜経理方式」を採用している場合に使用されます。
[rml_read_more]
税抜経理方式とは「商品や備品の仕入時に業者に支払った代金」や「消費者からもらった売上代金」を「消費税分と消費税以外に分けて処理する方式」のことをいいます。
仮払消費税(かりばらいしょうひぜい)の仕訳例
1,080円で商品を仕入れた。なお、仕訳は税抜経理方式を採用している。
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
---|---|---|---|
仕入 | 1,000 | 買掛金 | 1,080 |
仮払消費税等 | 80 |
仕入れた商品を2,160円で販売した。支払いは現金で受け取った。
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
---|---|---|---|
現金 | 2,160 | 売上 | 2,000 |
仮受消費税等 | 160 |
仕入れた商品を2,160円で販売した。支払いは現金で受け取った。※税込経理方式の場合
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
---|---|---|---|
現金 | 2,160 | 売上 | 2,160 |
租税公課 | 80 | 未払消費税 | 80 |